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ビーフストロガノフ  ~ロシア~

本場ロシアのビーフストロガノフをご紹介します!

モスクワ・聖ワシリィ寺院

基礎知識

ロシアを代表する料理の1つが、ビーフストロガノフです。

日本でも有名ですよね。

19世紀にストロガノフ家のフランス人コックが考案したなど、

名前の由来には諸説あります。

僕はかつてロシアの料理学校卒業のモルドバ人に

今回のレシピを教えてもらいました。

ちなみに彼女が学生だった頃は、モルドバはまだロシアと同じソ連の一部でした。

この本場ロシアのビーフストロガノフレシピを

皆さんと共有したいと思います。

作り方は意外と簡単なので、ぜひ作ってみてください。

レシピ

材料  2人前

  • 牛肉       250g
  • 玉ねぎ      中1/2個
  • マッシュルーム  1p
  • 小麦粉      適量
  • トマトペースト  10g
  • サワークリーム  40g
  • ブイヨン     400~500cc
  • ローリエ     大1枚
  • 塩・コショウ   適量
  • バター      30g

のぶ

分量は一応の目安なだけなので、アバウトで大丈夫です。

作り方

① 材料の下準備をする

 * 牛肉に軽く塩・コショウして、小麦粉をまぶす

 * 玉ねぎ・マッシュルームをスライスする

 * ブイヨンを作る(お湯にブイヨンの素を溶かす)

 個人的には、牛の旨みを凝縮したキューブのマギーブイヨンがおススメです。

② 牛肉を炒める

 バター半分を敷いたフライパンで、牛肉を炒めて別皿に取りだす。

③ 玉ねぎ・マッシュルームを炒める

 同じフライパンに残りのバターを溶かし、玉ねぎとマッシュルームも炒める。

 *ここでニンニクを少し加えるのもアリです。

④ トマトペースト・牛肉・ブイヨン・ローリエを加えて煮込む

 最初に、③にトマトペーストを加え炒めて、余計な酸味を飛ばす。

 次に、先程の牛肉・ブイヨン・ローリエを加える。

 沸騰してきたら、少し火を弱めてコトコトと7~8分煮込む。

フタはしなくて良いです。

⑤ サワークリームを加え、塩・コショウで味を調える

 サワークリームを加えて溶かし混ぜ、塩・コショウで最終的に味を調えて

 火を止めて出来上がり。

のぶ

もし牛肉にまぶす小麦粉の量が少なくてソースがシャバい場合は、

別の器に小麦粉と煮汁を適量混ぜ合わせて煮込みに戻入れ

ちょうど良いとろみがついたら火を止めてください。

 皿に盛って完成。

ビーフストロガノフ~バターライス添え~

 パセリは単に見栄えの為なので、材料には入れていません。

ワンポイントアドバイス

トマトペーストについて

トマトペーストの代わりに、トマト缶やトマトジュースで代用できます。

ただしトマトペーストは濃縮されたものなので、

トマト缶やトマトジュースを使う場合は、

2~3倍入れた方が良いと思います。

のぶ

トマトの旨みが凝縮されたトマトペーストを

使うのが一番のおススメです。

サワークリームについて

ロシアでは、”スメタナ”というものを使います。

しかしスメタナは日本には売っていないので、代用するしかありません。

そこでスメタナはサワークリームと訳されるものなので、

サワークリームで代用しました。

その他にもプレーンヨーグルトにレモン汁を適量混ぜたものも

スメタナの代用品として使うことができます。

もっと言えばヨーグルトのみでも、”わが家のレシピ”ということで

アリなんじゃないかと思います。

マッシュルームについて

本来はマッシュルームを使いますが、日本ならシメジで

代用するのもアレンジとしては良いと思います。

また、キノコ類は炒めることで香りが出ます。

なので炒めてからブイヨンを入れて煮込むようにしてください。

のぶ

マッシュルームの汚れは拭き取るだけにしてね。

香りが飛ぶので、水洗い厳禁です!

付け合わせについて

バターライスが一般的ですが、ただの白米でも全く問題ありません。

一応バターライスですが、温かい白米1合分に対して

バター10g位を和えればOKです。

炊飯器の場合も同様です。

バターのグラム数は、好みに合わせて適当に変えてください。

また、フェトチーネなどの平打ちパスタを付け合わせにするパターンもあります。

最後に

このビーフストロガノフですが、割と多くの方がデミグラスソース入りの

もっと茶色いものを思い浮かべるかもしれません。

しかしデミグラスソースを入れるというのは、あくまでもアレンジなんです。

ちなみに都内のとあるロシアレストランのビーフストロガノフは、

最初にデミグラスソースと生クリームを混ぜ合わせておいて、

牛肉・玉ねぎ・マッシュルームを炒めたフライパンに

それを加えるというやり方をしていました。

オーダーがドンドン入ってくるので、手早く作る為のアレンジレシピなんです。

のぶ

でも本来のロシアの伝統的なビーフストロガノフには、

デミグラスソースも生クリームも入れないよ。

デミグラスソース入りのアレンジビーフストロガノフも

それはそれで良いと思います。

ですが、本場ロシアのオリジナルなビーフストロガノフの

美味しさを楽しんでもらいたいです。

意外に簡単に短時間で作れるので、ぜひおうちレシピに加えてください。

のぶ

ロシアの味をご家庭で!

フクースナ! Вкусно! ロシア語で 美味しい!