韓国人が家庭でどんなビビンバを作っているのか知りたくないですか?
韓国のおうちビビンバとは
ビビンバは、代表的な韓国料理として有名です。
なのでビビンバを食べたことがなくても、知らないという人は
ほとんどいないのではないでしょうか。
発音的には ” ビビンバ ” ではなく、” ピビンパㇷ゚ ” に近い音です。
ピビンが混ぜること、パㇷ゚が飯という意味です。
今回は、日本人に認知されたビビンバという表記をすることにします。
韓国人もお店でビビンバを食べますが、ごくごく普通に家庭でも食べます。
そんな韓国人にとって、おうちのビビンバってどんなものだと思いますか?
実は
適当な食べ物
残り物で作るもの
調理するのも皿洗いも面倒くさいから食べるもの
これが一般的な感覚です。
ことさら気合を入れて作るものでも、彩り豊かなオシャレな食べ物でもありません。
韓国ドラマ好きなら、家庭のビビンバを見たことがあるのではないでしょうか。
大きめのステンレス製ボウルで食べる あのビビンバです!
すごく印象的で、美味しそう! 食べたい!と思った方も多いのではないですか?
あれは ” ヤンプンビビンバ ” と言います。
ヤンプンとはステンレス製ボウルのことです。
もちろん普通の陶器の器でもビビンバは食べますが、
あの大きめのステンレス製ボウルで食べるビビンバが
なんとも韓国的で庶民感バツグンですよね(^ー^)
しかも混ぜやすいのでおススメです。
ちなみにあの大きめのステンレス製ボウルは、ただの普通のボウルです。
無ければ100均で買ってくればいいだけ。
私たちも、あのステンレス製ボウルでよ~く混ぜ混ぜしましょう!
それから一人でパクパク頬張っても良し、2~3人でつついても良し、
味の美味しさだけでなく、韓国の食文化もエンジョイしちゃうんです。
ビビンバという韓国ならではの食べ物をスプーンで食べながら
韓国ドラマを見てください。
ドラマの世界にのめり込めること間違いありません!
具材について
お店と違っておうちビビンバは余りもので作る感じです。
韓国ならいつも冷蔵庫にナムルが何種類か入っていたりするので、
それを使うというか、処分するわけです。
でも日本では冷蔵庫にナムルがある家庭はほとんどないので、
作るか買って来ることになると思います。
ですが家庭のビビンバはあくまで適当な食べ物です。
ナムルが入っていなければ、
ビビンバじゃないなんてことは
全くありません!
ナムルを入れたければ入れればいいし、無ければ無いでいいんです。
じゃ、ナムル以外に何を入れたら良いのって話になりますよね?
リストアップしますね。
- サニーレタス・サラダ菜・サンチュ・水菜等々の生の葉野菜
- キャベツ(千切りにした生のもの)
- 発芽野菜(カイワレ大根・ブロッコリースプラウト など)
- 人参(細切りにして炒める)
- 玉ねぎ(スライスして炒める)
- パプリカ(スライスしたものを生でも炒めてもOK)
- 椎茸・しめじ・えのき等のキノコ類(炒める)
- 牛肉・豚肉の挽肉や小間切れ
- 韓国のり
- ツナ缶
*韓国では韓国カボチャもよく入れます。
日本では普通には売っていないのでズッキーニで代用する人もいますが、
あえて入れなくても良いでしょう。
*小間切れとか薄切りなら、焼肉のタレもしくは醤油・砂糖等で味付けして炒める。
ちなみに地方のビビンバで鶏肉を入れるものもあるらしいですし、
入れても何も問題はないと思いますが、一般の韓国人的には
ビビンバに鶏肉を入れるイメージはないそうです。
知り合いの韓国人が言ってました。
卵について
日本では、卵がまるでビビンバのマストアイテムのようになっています。
でも韓国では、好みで乗せる時もあれば乗せない時もあります。
韓国では、卵は別にビビンバの必須アイテムではないよ。
乗せる場合でも、半熟の目玉焼きにするのが普通です。
日本では生の卵黄を乗せる人も結構いると思いますが、
韓国では一般的にはそれはしません。
ビビンバで最も有名な全州(チョンジュ)ビビンバに卵黄が乗っているので、
日本ではそのイメージで乗せる人やお店が多いのかもしれません。
また日本人は生で卵を食べる食文化なので、実際それも関係していると思います。
全州ビビンバはもちろん韓国でも非常に有名ですが、
一地方の名物ビビンバと一般的なビビンバとは違うということです。
ちなみに全州ビビンバはお高い食べ物で、地元の人はほとんど食べないそうです。
全州名物ということで外からやってきた人が食べる系の食べ物らいしいです。
そういうのって日本でもありますよね。
コチュジャンについて
コチュジャンソースのレシピは人それぞれなので、
ここでは決め打ちのレシピは挙げません。
一般的なコチュジャンソースの作り方だけ書いておきます。
コチュジャンに砂糖を好みの量加えて、水でのばして混ぜやすいソースにすれば
基本的にはOKです。
そこに醤油・ニンニク・ゴマ油・お酢などを適量加えたり加えなかったりして
自分好みのソースにすれば良いです。
韓国だと梅エキス等を加えたりする人もいます。
コチュジャンを味醂でのばせば水や砂糖を加える手間が省けるので
アリかもしれしれません。
韓国人は、キムチの汁でコチュジャンをのばしたりもするよ。
僕の場合は本当に適当です。
別に計って作りません。
コチュジャンに適度な甘みをつけて、水で程よい滑らかさにしたり
醤油その他を加えたり加えなかったりして、その時の気分で適当にやってます。
指で舐めてみて、美味しいと思えばそれで良しです。
あと挽肉を炒めた時に、コチュジャンなど一連のものを加えてサッと炒め合わせ
挽肉入りコチュジャンソースを作るというのもアリです。
肉の旨みがしっかり合わさったソースが美味しいです。
多めにまとめて作って
タッパで冷蔵庫保存すれば
数日持つのでとても便利ですよ♪
キムチについて
韓国と言えばキムチは外せないですよね。
なのでビビンバを食べる時にもキムチは付き物です。
ただ一番メジャーな白菜キムチや大根のカクテキは、
ビビンバに混ぜ込まず別添えで食べるのが一般的です。
まぁ何事も100%絶対ということはないので、
混ぜ込むという人もいるとは思いますが・・・
ただカッキムチ(からし菜のキムチ)やヨルムキムチ(大根の茎のキムチ)などは
混ぜ込むのは普通だそうです。
僕のビビンバ
僕が作るビビンバの一例をご紹介します。
まずはこれ。
ヤンプンビビンバです。
上から時計回りに、人参・玉ねぎ・パプリカ・ツナ缶・
ブロッコリースプラウト・サラダ菜です。
具材で見えませんが、下のご飯に健康に良い白ゴマをバッチリかけてます。
とってもヘルシーなビビンバでしょ?
ゴマ油をかけて混ぜ混ぜして、完成!
混ぜる時のゴマ油はマストでお願いします!
ちなみに右上の汁物はテンジャンクッです。
もう一つご紹介します。
今度は陶器の器で作りました。
時計回りにサラダ菜・韓国のり・椎茸・ほうれん草のナムル・豆もやしのナムル
真ん中のは合挽肉入りコチュジャンソースです。
赤や黄色のパプリカなり人参を入れたら彩りは良かったですが、
家で普通に食べるビビンバなので、これでいいんです。
当然ゴマ油をかけてよ~く混ぜ混ぜして、完成!
これらはこんな感じで作るという一例なので、
その時によって具材はころころ変わります。
いずれにしてもビビンバって、
結構栄養バランスのとれた
ヘルシーな食べ物だと思いませんか?
しかもメチャ旨いです!
最後に
どうですか?
おうちでビビンバが食べたくなってきましたか?
本当にビビンバは作るのが簡単です。
だって基本的には食事を作るのも、食後に皿洗いするのも面倒くさいから
食べるものなんですから。
もちろんお店風にインスタ映えするようなこだわりビビンバを作るのも良いと思います。
でも韓国の家庭のビビンバはお店のような映えるものではないし、
めちゃくちゃ簡単でめちゃくちゃ庶民的なものだってことを
知ってもらいたいです。
そして日本の家庭でも、今日は面倒くさいからビビンバで済ませちゃおう・・・
な~んて感じで選択肢に加えてもらえたら良いなぁと思います。
ぜひ気軽に作って、韓国の食文化を楽しんでね♪
チャル モッケッスンミダ!
いただきます!