アイルランドと言えば、ギネスビールですよね！
基礎知識
今回ご紹介する牛肉のギネスビール煮ですが、 英語的に言うと
ビーフ アンド ギネスシチュー Beef and Guinness Stew とか
ギネス ビーフ シチュー Guinness Beef Stew と言います。
アイルランドを代表するビールである、あの黒いギネスビールで
牛肉を柔らかく煮込んだシチューです。
家庭でもパブでも食べられるシチューで、アイルランドの伝統料理の１つです。
レシピ
材料 ５人前
- 牛肉 ６００ｇ
- ベーコン ７０ｇ
- 玉ねぎ 中１個
- 人参 中１本
- セロリ １本
- ギネスビール １缶（５００ｍｌ）
- 水 ２００ｍｌ
- 粉末(固形)ブイヨン メーカー推奨量
- 小麦粉 必要量
- トマトペースト 大１
- ベイリーブス ２枚
- 乾燥タイム 小１/２強
- ニンニク ２かけ分
- 砂糖 小１
- 塩・黒コショウ 適量
材料が多いように見えるけど、煮込み料理は煮込んじゃえば勝ちです！
特別大変じゃないので、ぜひ作ってみてね♪
下準備（材料のカット）
牛肉・ベーコン
＊カットされたカレー・シチュー用のもの、
もしくは牛ブロックを少し大きめにカットする。
＊ベーコンは適当にカットする。
野菜
＊玉ねぎは、適当に角切りにする。
＊人参は適当に輪切り、太いものなら半月切りにする。
＊セロリは、皮をむかずに適当に輪切りにする。
＊ニンニクは、みじん切りでもスライスでもいいし、おろしチューブでも良い。
人参は皮のあたりに栄養素が豊富なので、僕の場合は
水洗いしたら皮をむかずにカットして使っています。
作り方
① 牛肉に塩・コショウで下味をし、小麦粉をまぶす
② ナベで①の牛肉に美味しそうな焼き色を付けて、別皿に取り出す
弱い火でダラダラやると無駄に肉汁が出てしまいます。
③ 同じナベにベーコン・玉ねぎ・人参・セロリ・ニンニクを入れ
玉ねぎが透き通るまででよく炒める
④ トマトペーストを加えて、ひと炒めしてから②の牛肉を加える
⑤ ギネス・水・ブイヨン粉・ベイリーブス・タイム・砂糖を入れ、
火を強め沸騰してきたら、弱火にしてフタをして２時間半煮込む
時々混ぜて下さい。
⑥ フタを外して更に２０～３０分コトコト煮込み、
必要に応じて塩・コショウで味を調えて出来上がり
光の加減でカレーのような色に見えますが、実物は違います。
盛り付けて完成！
マッシュポテトと一緒に盛り付けるのが、アイルランドらしいよくある盛り付けです。
下に敷いたマッシュポテトの上からかける こんな盛り付けもよくあるパターンです。
日本人がカレーをゴハンで食べる感覚で、アイルランド人は
シチューをマッシュポテトで食べます。
これがまためっちゃ合うんで、超おススメです！
もちろん普通にパンと共に提供するのも良いです。
パセリは見栄え用です。
ワンポイントアドバイス
ベーコン
ベーコンは入れなくてもよいですが、入れた方が旨味が増して美味しいです。
トマトペースト
トマトペーストも入れなくても作れます。
でも入れた方が味に深みが出て、より美味しいです。
ジャガイモ
ジャガイモを適当にカットして煮込むのもアリです。
崩れにくいメークイン系を使いますが、仕上がりの一時間位前に加えれば良いと思います。
砂糖
僕は、砂糖は粉末黒砂糖を使っています。
もちろん他の砂糖でも良いですが、ただ甘いだけの上白糖なら
あえて入れなくても良いと、僕は思っています。
ハーブ
ベイリーブス（ローリエ）は、欧米の煮込み料理には入れるのがマストレベルで普通です。
タイムですが、このシチューを作る時には大抵の人が入れています。
乾燥タイムが手軽なので使い勝手が良いですが、もちろんフレッシュでも良いです。
最後に
材料の項目が多いので、大変そうに見えるかもしれません。
ですが、要は肉と野菜を炒めてギネスビールとブイヨンを加えて煮込むだけなので
実は単純かつ簡単なんです。
カレー等と同様に作りたてよりも、翌日の方が美味しくなります。
冷蔵庫で5日位もちます。
煮込み料理全般に言えますが、１～２人前の量で作っても美味しく出来ません。
まとめて作る量が多ければ多いほど、旨みが出て美味しくなります。
お店の煮込み料理が美味しいのは、それも理由の一つです。
このギネスビーフシチュー、夜のディナーにピッタリだと思います。
大人ならギネスビールでも飲みながら、アイルランドのパブにでもいる気分で
味わってもらえると嬉しいです♪
