イギリス&アイルランド

ダブリンコドル ~アイルランド~

今回は、アイルランドの伝統的な煮込み料理をご紹介します!

アイルランド・ダブリンの街

基礎知識

コドルとは、コトコト煮るという意味を持つアイルランドの伝統料理です。

特に首都ダブリンの郷土料理として認知されているので、

ダブリンコドル Dublin coddle と言います。

残り物を処分する為の料理だったので、特別決まったレシピはありません。

要はゆっくりコトコト煮込めばいいだけってノリです(笑)

ただ使用する定番食材はあって、ソーセージ・ベーコン・

ジャガイモ・玉ねぎ・パセリって感じです。

このダブリンコドルは、ガリバー旅行記で有名なジョナサン・スウィフトの

好物だったことでも知られています。

そんなアイルランドのお袋の味、ダブリンコドルをぜひ作ってみてください。

レシピ

材料   5~6人分

  • ソーセージ      360g
  • ベーコン       130g
  • ジャガイモ      900g
  • 玉ねぎ        中1.5個
  • パセリ        適量
  • 水          適量
  • 固形(粉末)ブイヨン 水の量に応じて

のぶ

分量はあくまでも1つの参考程度で良いです。

在庫処分的な要素のある料理なので、

ご自身の好きな分量で作ってください♪

食材のカット

ベーコンは適当にカット。

ソーセージも適当にカット。短ければそのままで良いでしょう。

ジャガイモは大きくカット。

のぶ

煮崩れしにくいメークイン系を使ってね♪

玉ねぎはスライスでもみじん切りでも好きなようにカット。

パセリは普通にみじん切り。

作り方

① ナベに油を敷き、ベーコンとソーセージをそれぞれ炒めて、

  一旦皿に取っておく

*ソーセージは、強火で表面だけサッと焼き色を付ければ良いです。

② ナベに玉ねぎを入れ、透き通るまで炒める

③ その上にベーコン・ソーセージを乗せ、適当にパセリ・黒コショウをかけ、

  更にその上にジャガイモ・適量のパセリ・黒コショウをかけ、

  分量に対して8~9割位の水を入れ、それに相応する固形(粉末)ブイヨンを入れ、

  フタをして強火にかける

④ 沸騰したらとろ火にし、フタをしたままコトコト煮込む

  ジャガイモが柔らかくなったら出来上がり

*煮込んでいる時、かき混ぜなくていいです。

*水量に合わせた固形(粉末)ブイヨンを入れれば味は決まりますが、

 必要とあらば塩で調整してください。

のぶ

煮込み料理は、煮込めば勝ち!

簡単でいいよね♪!

皿に盛り付けて完成!

更に上からパセリをサッと振りかけました。

ワンポイントアドバイス

ベーコンとソーセージについて

今回はスライスベーコンを使いましたが、

ブロックベーコンでも全く問題ありません。

切り方は適当で良いです。

ソーセージは、アイルランドでは肉屋の長めの太い生ソーセージを使います。

でもアイルランドで売ってるソーセージは日本では当然手に入らないので、

シャウエッセンのような人差し指サイズの小さいソーセージや

細長いソーセージ等お好みのソーセージを使えば良いと思います。

ちなみに今回は大きさや太さ的にそれっぽいので、

ジョンソンヴィルのソーセージを使いました。

アメリカ産ですが、やっぱり日本のものより欧米のものの方が

似た感じになりますね。

普通にスーパーに売っているので、良かったら使ってみてください。

また、ソーセージはカットする人もいれば、そのままの人もいます。

その辺は自由です。

ブイヨンについて

固形あるいは粉末ブイヨンは、チキンでもビーフでもお好みの物を使って下さい。

個人的には、マギーの固形ビーフブイヨンがコクのある

仕上がりになるのでおススメです。

ちなみにチキンコンソメの素を使うと、あっさりした味に仕上がります。

人参について

この手の煮込み料理に有りがちな人参ですが、

ダブリンコドルには普通は入れません。

入れたければ入れても良いのですが、定番具材ではありません。

ベイリーブスについて

洋風の煮込み料理には、ベイリーブス(ローリエ)を入れることが多いです。

なのでおうちに有れば入れてもいいし、無ければ無理に入れなくてもいいです。

実は今回煮込む時に2枚入れています。

最後に

アイルランドは、ジャガイモが主食です。

そんなアイルランドでは、冷蔵庫に残ったベーコン・ソーセージを

ジャガイモや玉ねぎと一緒に煮込んで食べるんです。

これが(ダブリン)コドルです。

なのでこの料理はアイルランド人にとっては、ことさら特別な料理ではなく、

余りもの料理とか在庫処分料理といった感じです。

でもアイルランドの家庭にいつもあるそれらの食材

(ソーセージ・ベーコン・ジャガイモ・玉ねぎ)を煮込んだだけですが、

これがまた美味しいんです。

素朴でほっこりした家庭の味で、

日本で例えると肉じゃがって感じだと思います。

そう、アイルランドの肉じゃが、それがダブリンコドルでしょう。

作り方も食材もシンプルですし、作り置きして冷蔵庫保存も利きます。

カレーと同じように、作りたてよりも翌日の方が美味しかったりします。

煮込み料理アルアルですね。

是非おうちレシピに加えてほしいです!

のぶ

おうちの定番料理にアイルランド料理が一品でもあったら

楽しいよね♪!