今回は、ゆで卵を使った旧東ドイツの人気メニューをご紹介します!
もちろん今も人気があるけどね♪
基礎知識
今回のこの料理は、ドイツ語で アイアー イン ゼンフゾーセ
Eier in Senfsauce あるいは ゼンフ アイアー Senfeier と言います。
アイアーが卵、ゼンフがマスタードという意味です。
かつてドイツは東西に分かれていましたが、
特に旧東ドイツ(ドイツ北東部)エリアでよく食べられています。
この料理は、レストランで食べるようなものではなく、
家庭や食堂及び給食で食べる類の、とても庶民的な一品なんです。
だからドイツに旅行しても、食べることはできないでしょう。
そしてジャガイモをよく食べるドイツらしく、
シンプルに茹でジャガイモやマッシュポテトを添えて頂くのが
絶対的な大定番です。
たっぷりのソースを、ゆで卵だけでなく
このジャガイモにも絡めて食べるととっても美味しいです。
それではこの伝統的なドイツの家庭料理のレシピを見ていきましょう。
レシピ
材料 2~3人前
- ゆで卵 6個
- バター 20g
- 小麦粉 大2
- マスタード 大1.5
- ブイヨン粉 スティックなら1本分
- 牛乳 450ml
- ビネガー 小1/2
- 砂糖 小1/2
- 塩・コショウ 適量
- ナツメグ 少々
*ナツメグは無くてもOKですが、ジャガイモとの相性が良いので
ある方がおススメです。
*お酢と砂糖は小1/2と書きましたが、目安程度にして
味をみながらお好みの量を入れてください。
*マスタードはディジョンマスタードがおススメです。
その他のイエローマスタードでも大丈夫です。
下準備
ゆで卵
ゆで卵を作り、殻をむく。
牛乳
牛乳450mlを火にかけて温め、ブイヨン粉を溶かし混ぜる。
ブイヨン粉が十分に溶ける程度の熱さで良いです。
この料理を作る時、ドイツでは野菜ブイヨンを使うのが一般的です。
でも無ければチキンコンソメの素でも問題ありません。
作り方
① ナベにバターを溶かし、小麦粉を入れ、よく混ぜ合わせて粉っ気を無くす
まずとろみの素、つまりルーを作るってことだね♪
② 温めた牛乳を加えて混ぜ合わせる
数回に分けて加えては混ぜを繰り返した方が、きれいに出来るでしょう。
こんな感じ♪
③ マスタードとビネガーを加え、弱火で2分程煮る
④ 火を止めて、塩・コショウ・砂糖・ナツメグを加えて味を調えて、ソースの出来上がり
*もしソースが重た過ぎると感じた場合は、牛乳で伸ばしてあげれば良いです。
あとは盛り付けて完成!
ソースはタップリでね♪
*パセリは見栄え用なので、材料に入れていません。
パセリの代わりにアサツキなどの小口切りでも良いです。
付け合わせの茹でジャガイモorマッシュポテトは、別途用意しておいてね♪
最後に
今回のアイアー イン ゼンフゾーセは、元々はドイツ北東部
及びポーランド北部の沿岸部(昔はドイツ領でした)が起源の料理です。
その為かつての東ドイツでは、お馴染みの家庭料理だったわけです。
現在でも、ドイツ北部を中心にドイツ人に愛されています。
この料理はもちろん大人が食べても美味しいのですが、
特に子供が喜ぶような料理だと思います。
ドイツではお祖母ちゃんやお母さんが作ってくれた
懐かしい味的な料理なのでしょう。
メインのゆで卵とマスタードソースもめちゃ美味しいですが、
マスタードソースを絡めたジャガイモも相性抜群なんです。
ドイツの伝統的な家庭料理アイアー イン ゼンフゾーセを
ぜひご家庭で楽しんでください。
レッカー! Lecker! 美味しい!