今回は、チキンのビネガー風味をご紹介します!
基礎知識
今回ご紹介するチキンのビネガー風味は、
フランス語で Poulet au vinaigre プーレ オ ヴィネグル
(フランス語的には、ヴィネグㇷといった感じ)と言います。
プーレが鶏肉、ヴィネグルがお酢の意味です。
レストランで食べるような気取った料理ではなく、
庶民的なビストロフレンチなんです。
チキンと酸味・深みのあるソースがとてもよく合うフランス料理らしい一品です。
意外と簡単に作れるので、ぜひ作ってみてください。
ビストロ気分で味わってね♪
レシピ
材料 2人前
- 鶏もも肉 2枚
- 玉ねぎ 中1/3~1/4
- ニンニク 大1かけ
- トマトペースト 大1
- ワインビネガー 60cc
- チキンブイヨン 200cc
- タラゴン 小1/2
- 小麦粉 適量
- バター 10g
- 塩・コショウ 必要に応じて
- オイル 適量
*小麦粉は使わなくても、問題なく作れます。
ワンポイントアドバイスを参照
*玉ねぎ・ニンニクは、みじん切り
*鶏もも肉は、ハーフカット

*チキンブイヨンは、水とチキンブイヨン粉必要量
作り方
① 鶏もも肉に塩・コショウで下味をつけ、小麦粉をまぶし、余計な粉を払い落とす

② フライパンに油を敷き、強火で鶏もも肉の皮目に美味しそうな焼き色を付ける
ひっくり返して裏目はサッと焼き色を付け、別皿に取って置く

③ 火を弱火にして玉ねぎ・ニンニクを入れ、玉ねぎが透き通るまで炒める

④ 中火にしてトマトペーストを加え、少し炒めて余計な酸味を飛ばす

さらにワインビネガーを加え、汁っ気が無くなるまで詰めて余計な酸味を飛ばす


⑤ ④にチキンブイヨン(水とブイヨン粉)とタラゴンを加え中火にし、
鶏もも肉を戻し入れて煮る

⑥ 鶏肉に火が通ったらバターを加え、必要に応じて塩・コショウで味を調え
サッと馴染ませ出来上がり

盛り付けて完成!

ワンポイントアドバイス
鶏肉
鶏もも肉を使うのが、一般的です。
フランスなどでは骨を取り除いた鶏もも肉は売っていません。
チキンレッグ状態です。
なのでフランスっぽくする為に、手羽元を使っても美味しく作れます。
鶏ムネ肉で作る人もいますが、ジューシーな鶏もも肉を使うのをおススメします。
生クリーム
仕上げの⑥のステップで生クリームを適量入れるのも
とてもよくあるレシピです。

生クリームを入れるとクリーミーでマイルドな味わいになります。
生クリームを入れる入れないは、あくまでもお好みです。
生クリームの入ったソースと入ってないソース、
どちらがお好みですか?
ビネガー
今回は赤ワインビネガーを使いましたが、白ワインビネガーも使われます。
フランスでは当然日本の穀物酢を使うことはありません。
でもおうちで気軽にフランス料理を楽しんでもらいたいので、
家にワインビネガーがなければ穀物酢で代用しても良いと思います。
トマト
トマトペーストの代わりに、トマト缶やサイコロ状にカットした
フレッシュトマトを使うことも出来ます。
ただトマトの旨みが凝縮されているトマトペーストをおススメします。
ハーブ
タラゴンを使うことが多く、この料理との相性は良いです。
タイムやベイリーブスを使うことも出来ます。
使わなければプーレ オ ヴィネグルにならないなんてことはないので、
使わなくても大丈夫です。
ですが使った方がよりフランス料理っぽくなります。
小麦粉
小麦粉をまぶすレシピをご紹介しましたが、
小麦粉をまぶさなくても作れます。
作り方①で、単純に小麦粉をまぶさなければいいだけです。
小麦粉を使わなければ、ソースがもっとサラッとした感じになります。

最後に肉を取り出してソースを詰めることにより、
必要に応じてソースの量を調整してください。
とろみのあるソースにするか、サラッとしたソースにするかはお好みです。
今夜は、プーレ オ ヴィネグルとワインで決まり!