韓国版すいとんをご紹介します!
基礎知識
スジェビとは、日本で言うすいとんです。
日本の場合、すいとんを提供しているお店は見かけないし、
家庭でもあまり食べることはないように思います。
しかし韓国では専門店やカルグクス店でスジェビを食べることができるし、
家庭でも食べます。
韓国人にとっては、普通に馴染みのある食べ物なんです。
また、韓国料理=辛いものというイメージがあるかもしれません。
しかしスジェビは全く辛くなく、素朴で優しい味わいで、
辛いのが苦手な人でも楽しめる韓国料理です。
それではレシピを見てみましょう。
レシピ
材料 2人前
生地
- 小麦粉 200g
- 片栗粉 小1
- 水 100~110ml
- 塩 小1/2
スープ
- 水 1000ml
- イリコダシ 必要量
- 昆布ダシ 必要量
- 薄口しょうゆ 小1
- 玉ねぎ 50g
- 椎茸 2個
- ジャガイモ 70g
- ズッキーニ 40g
- 人参 20g
*昆布ダシがなければ、イリコダシだけでもOKです。
また、チャチャっと作りたければ顆粒ダシを、
本格的に作りたければ煮干しや昆布を使って下さい。
*韓国では、ズッキーニは使わず、エホバㇰ(韓国カボチャ)を使います。
カボチャの仲間で見た目も似た感じなので、今回ズッキーニで代用しました。
*ジャガイモは煮崩れしにくいタイプのものを使って下さい。
*野菜の分量はお好みで。
材料カット
玉ねぎ、椎茸はスライス、ジャガイモ、ズッキーニは半月切り、
人参は千切り(半月切りでもOK)
少し厚めにカットしてください。
作り方
生地作り
① ボウルに小麦粉・片栗粉・塩を入れ、真ん中にダムを作って水を入れる
② 水の周りの小麦粉を手で崩しながら混ぜ合わせていき、
最終的に全ての小麦粉を混ぜ合わせ、よくこねてまとめる。
ラップをして30分程寝かせる。
30分程寝かせると、こんな感じになります。
スジェビ作り
① だし汁を作る。
水を火にかけ、イリコダシ粉と昆布ダシ粉をメーカー推奨を参考にしながら入れ、
薄口醤油も入れてベースのだし汁を作る。
比率とか難しく考えず、自分が美味しいと思うだし汁の味にしてください。
② コトコトしたベースのだし汁に、全ての具材を入れる
*エホバㇰ(韓国カボチャ)を使う場合は、火が通りやすいので
生地を全て入れた後に入れてください。
③ 再びコトコトしてきたら、生地を1枚分ちぎってこんな感じに
適当に薄く広げ伸ばし、ナベに入れる。
これを繰り返す。
ゴロンとさせるのではなく、適当で良いのでなるべく薄く伸ばしたほうが
韓国のスジェビらしくなります。
④ 生地を全て入れたら3分程煮込み、塩で味を調えたら出来上がり。
器に盛り付けて完成!
ワンポイントアドバイス
具材について
今回は、ジャガイモ・玉ねぎ・人参・ズッキーニ・椎茸を使いましたが、
その他に長ネギ・アサリ・エノキなどを使っても良いです。
また、レシピをあげる上では見栄えも大切なので、少し具沢山にしました。
でも実際にはもっと具の種類も量も少ない、より質素なスジェビも
ごく普通に食べられています。
なので、例えばジャガイモと長ネギだけだって良いのです。
先程挙げた具材が一般的なので、お好みで自由に組み合わせて作ってみてください。
ちなみにジャガイモは割と入っている感じです。
ノリ
盛り付けた際のノリは特にマストではないので、乗せる乗せないはお好みです。
乗せる場合は普通の刻みノリでも良いし、韓国ノリをちぎって乗せても良いです。
鶏スジェビ
スジェビは、煮干し(イリコ)ダシというのが韓国人にとっての共通の一般的な認識です。
しかしアレンジとして鶏ガラダシを使って、具も鶏ムネ肉を使うという
「鶏スジェビ」というのもあります。
水に鶏ムネ肉を入れて茹でて、鶏ムネ肉を取り出し
鶏がらスープの素を入れてダシ汁を作る。
鶏ムネ肉は冷めたら繊維に沿って裂いておく。
先程とと同じ要領でスジェビを作り、裂いた鶏ムネ肉を盛り付けて出来上がりです。
その他
スープにニンニクを入れる人もいます。
また、スジェビは一般的に辛くない韓国料理ですが、
中には唐辛子を入れて辛くする人もいます。
最後に
結構簡単かつ安上がりに作れるスジェビ、いかがでしたか?
モチッとしてトゥルンとした生地がとっても美味しいです。
また、野菜の旨みと甘みが出たスープも、優しく飽きの来ない美味しさです。
キムチとの相性も良いですよ~♪
日常的で庶民的な韓国料理スジェビをぜひ作ってみてください!
チンチャマシッタ! マジで美味しい!