中国の国民的家庭料理をご紹介します!
基礎知識
トマトと卵の中華炒めを中国語では、シーホンシーチャオジーダン
(西紅柿炒鶏蛋)と言います。
シーホンシー(西紅柿)がトマト、チャオ(炒)はもちろん炒め、
ジーダン(鶏蛋)が鶏の卵のことです。
中国は大きな国なので、四川料理・広東料理・北京料理・上海料理等々
様々な地域料理があります。
ホイコーロー・マーボー豆腐・チンジャオロースーは四川料理、
ワンタン・フカヒレスープは広東料理、ジャージャー麵は北京料理、
八宝菜・小籠包(ショウロンポウ)は上海料理、水餃子は東北料理
というように、私たちが知っている中華料理はほとんど地域料理です。
なのでそれらが他の地域で普通に食べられているかというと
そうではありません。
しかしこのシーホンシーチャオジーダンは、中国全土どの地域の
家庭でも食堂でも食べられている共通の料理なんです。
なおかつチャチャッと手早く作れ、食材費が安く、本当に美味しいです。
早い・安い・うまいの三拍子が揃ったこの超メジャー中華料理が、
日本では広まっていないのが不思議なくらいです。
もしかしたら、日本ではトマトをご飯のおかずにするという
食文化がないからかもしれません。
とにかくこのシーホンシーチャオジーダン、一度知ったら
ご家庭の定番メニューになること間違いなしなしです。
ぜひ作ってみてください。
早い!安い!うまい!超おススメです♪
レシピ
材料
- トマト L玉1個
- 卵 3個
- 塩・コショウ 適量
- 中華の素 適量
- サラダ油 適量
作り方
① トマトと卵を準備する
トマトを串切りにして、それを半分に切る。
卵を割って、軽く塩・コショウをして混ぜ合わせる。
② 卵を炒める
フライパンに多めに油を入れ、強火にかける。
卵を入れ、手早く混ぜながら8割位卵に火を入れて、別皿に取っておく。
③ トマトを炒めて、中華の素を入れる
同じフライパンに油を少し敷き、トマトに軽く塩をして少し弱めの火で炒める。
汁が出てきたら、中華の素を入れ、溶かすように炒め合わせる。
ここでは濃い味付けにする。
卵と合わせると、ちょうど良くなります。
トマトの皮がむけてきて、良い感じで火が入ってくる。
④ 卵を加え、トマトと和える
別皿の卵を上記に加え、和えて出来上がり。
ワンポイントアドバイス
卵について
卵は油を吸うので、②で炒める際は多めに油を入れましょう。
あとドロッとした感じより、少し卵の塊がある感じの方が
個人的には美味しいなぁと思います。
お箸で食べられる位の感じが良いでしょう。
もちろん火の入れ過ぎには注意してください。
トマトについて
トマトはお好みのもので構いません。
でも熟した感じのものだと、ドロドロになってしまいます。
固めのもの、生で食べるにはまだ早いかなぁ位のものの方が、
火を入れた時にちょうど良い感じに仕上がります。
中華の素について
中華の素は入れずに、塩・コショウのみでも出来ます。
でも③の過程で、ウェイパーなどの中華の素や鶏がらスープの素を入れた方が
美味しく仕上がります。
油について
油は、サラダ油でも米油でもオリーブ油でも何でもOKです。
仕上げにゴマ油を適量加えるのも香りがついて良いと思います。
シーホンシーチャオジーダン いかがでしたか?
本当にご飯がすすむ美味しさです。
もちろんお酒のつまみにしても合います。
食材費もかからない、調理時間も短い、そしてめっちゃ美味しい
中国全土で愛されている庶民の味 シーホンシーチャオジーダンを、
ぜひおうちレシピに加えてください。
ハオチー!好吃!中国語で 美味しい!