スロベニアを代表する煮込み料理をご紹介します!
基礎知識
スロベニアと言っても、ピンと来ない方が多いと思います。
スロベニアは旧ユーゴスラビアを構成していた国で、イタリア北東部に隣接しています。
今回のヨタ(Jota)という料理は、豚の加工肉・サワークラウト・
ジャガイモ・豆を煮込んだものです。
一言でいえば、スロベニア風シチューといったところでしょうか。
サワークラウト(酢キャベツと訳される)が使われているので、
少し酸味のある料理です。
でもその酸味が食欲をそそり、とっても美味しいです。
また具だくさんなので、栄養たっぷりで食べ応えもありますので、
ぜひ作ってみてください。
スロベニアの味をおうちで楽しんでね♪
レシピ
材料
- サワークラウト 200g
- ジャガイモ 200g
- レッドキドニー水煮 200g位
- ブロックベーコン 150g *ソーセージや塊のハムでも良し
- 玉ねぎ 中1/2個
- ニンニク 2カケ分 *おろしでもみじん切りでも良し
- トマトペースト 大1/2
- 小麦粉 大1
- ベイリーブス 大1枚
- 塩・コショウ 適量
- ブイヨン 600ml
- オリーブオイル 大2 *他の油でも良し
人参を加えても良いですが、入ってないことの方が多いです。
材料の準備
*サワークラウト 水で軽くすすいでザルで水気を切る
*ジャガイモ 皮をむいて一口大にカット
*ブロックベーコン サイコロ状に適当な大きさにカット
(ソーセージなら適当な厚みで輪切り)
*玉ねぎ 粗いみじん切り
作り方
① 深いフライパン(or鍋)に油を敷き、玉ねぎとニンニクを炒める
玉ねぎが透き通ってくるまで炒める
② ベーコン・トマトペースト・小麦粉を炒める
最初にベーコンを炒め合わせる。
次にトマトペーストを加え炒める。
最後に小麦粉を加え炒め、粉っ気を無くす。
③ ブイヨン・サワークラウト・ジャガイモ・ベイリーブスを加えて煮る
上記を加えて一混ぜし、沸騰し始めたらフタをして火を弱め20分程煮込む。
先にブイヨンを作っておいてもいいですが、水を入れてから味をみながら
粉末(固形)ブイヨンの素を溶かしてもいいです。
後者の方が楽ですね♪
④ レッドキドニーを加えて一混ぜし、さらに5~6分煮込む
塩・コショウで味を調えて出来上がり。
煮込み料理は、簡単です!
盛り付けて完成!
パセリは見栄えの為に散らしただけなので、材料には入れていません。
ワンポイントアドバイス
レッドキドニーについて
スロベニアでは、レッドキドニー(赤い金時豆)もしくは
ベルロッティ(薄茶色の金時豆)を使います。
レッドキドニーは、紙パックや缶で比較的スーパーに売っています。
ベルロッティは、海外食品を多く扱っているスーパー等で見ました。
レッドキドニーやベルロッティの仲間である白いんげん豆で代用しても良いでしょう。
乾燥豆からやる場合は、一晩3倍位の水に浸してから
翌日それだけを別個に茹でてから使って下さい。
でも、スーパーで売っている水煮を使った方が圧倒的に便利なので、
こちらをおススメします。
またひよこ豆の水煮も良く見かけますが、スロベニアのヨタでは使っていません。
最後に
スロベニアのヨタは、いかがでしたか?
ジャガイモと豆が入っているので、腹持ちが良く食べ応えがあります。
またベーコンなりソーセージなりの旨みが加わって、とても美味しいです。
そしてこの酸味のある味ですが、なんだか旧東ヨーロッパの食堂を思い出させてくれます。
でもこの酸味がまた食欲をそそるんですよね~。
こういった煮込み料理は、寒い季節に食べるのが心も体も温まってベストだと思います。
でも美味しいものは一年中いつ食べたっていいので、
ぜひご家庭のレパートリーに加えてもらいたいです。