ヨーロッパ

シュニッツェルでドイツに行った気になる

シュニッツェルとはドイツ風のカツレツのこと。

ドイツの食べ物と言えば、何を思い浮かべますか?

たぶんソーセージが圧倒的に多いと思います。

その他には?

そう、2番目に挙がってくるであろうものが、シュニッツェルです。

ドイツのいたる所で見かけるとても人気のある、ドイツらしいメニューです。

今日はそんなシュニッツェルを作って食べてみます。

のぶ

これがシュニッツェルだよ。

のぶ

レシピはこちらを見てね。

基本のシュニッツェル(Schnitzel) のぶ 普段のおうちゴハンに取り入れられる、簡単で美味しいドイツ料理をご紹介します。 シュニッツェルの基礎知識 シュニッツ...

トンカツとの違い

見た目は日本のトンカツのようですが、違うんです。

パン粉・衣

まず、パン粉が細かいんです。

トンカツは目の粗いパン粉の為、サクッとした食感に仕上がりますが、

シュニッツェルの方は目の細かいパン粉の為、カリッとした食感になります。

バターの風味のするカリッとした衣が、日本からドイツに連れて行ってくれます。

肉の厚さ

二つ目の違いは、トンカツよりも肉が薄いこと。

これも大きな違いです。

薄いといっても、最初から薄切りにしたものではなく、厚みのある肉を叩いて

薄く伸ばすわけです。

なので、薄くても表面積が広いので、むしろトンカツよりも食べ応えがあります。

ちなみに日本のトンカツよりは薄い感じですが、家や店、肉の種類により厚みに差があります。

食べ方

三つ目の違いは、基本的には何もかけず、何も付けずにそのまま食べること。

その為、塩を少し強めにふってあり、肉本来の味を味わえる

シンプル イズ ベストな料理です。

ただ、お好みでレモンをかけてサッパリと味変させても美味しいですし、

ジャムを付けて食べるのもドイツでは珍しくありません。

今回、僕はカシスジャムを添えて食べました。

以前は、肉料理にジャム? 合わないんじゃない?

というふうに思っていましたが、これが意外に合うんです。

のぶ

レッカー! (ドイツ語で おいしい!)

ジャムと言っても、ただ甘いイチゴジャムではなく、クランベリージャム・

ラズベリージャム・コケモモジャム・カシスジャムなどが良いでしょう。

手に入りやすいところで言うと、ブルーベリージャムに少しレモン汁を

加えてあげたものでも良いと思います。

のぶ

意外と合うから、試してみてね。

ただし、淡白な味わいのチキンのシュニッツェルにはあまり合わないと思います。

ドイツでも、チキンのシュニッツェルに添えることは大抵しないと思います。

あと、シュニッツェルにはクリームソース等をかけるレシピもあるのですが、

今回のように何もかけないのが一番ベーシックな食べ方です。

付け合わせについて

シュニッツェルには、ジャガイモを付け合わせるのが一般的です。

代表的なジャガイモの付け合わせは、以下の通りです。

  • 茹でただけのジャガイモ
  • 茹でたジャガイモをソテーしたもの
  • 玉ねぎ・ベーコン・茹でジャガイモをソテーした、いわゆるジャーマンポテト
  • フライドポテト

ヨーロッパって付け合わせのジャガイモですら美味しいです。

日本よりもはるかに多くの品種がありますから。

今回は、インカのめざめという品種のジャガイモを付け合わせにしてみました。

茹でたそれを一口大にカットし、軽く塩をしてバターを絡めただけですが、

イモの甘みとバターの風味がマッチして、脇役とは言えないくらい美味しかったです。

あと、写真のようにちょっとパセリのみじん切りを絡めたり、シュニッツェルそのものに

それを振りかけたりすると、レストランっぽくなりますネ。

のぶ

ジャガイモを付け合わせにするだけで、一気にドイツ感がUPします!

ジャガイモの茹で方 のぶ ジャガイモはヨーロッパの料理で、非常によく使います。 なので今回はジャガイモの茹で方を整理しておきます。 ...

もちろん、サラダやライスなど好みのものを付け合わせにしても良いです。

まとめ

シュニッツェルは、家庭でもレストランでもスーパーでも、どこにでもある

ドイツの国民食の一つです。

さらに中欧の周辺国でも生活に根付いた人気のあるメニューです。

パンやライスと共に純粋に食事としてもいけますが、ビールとの相性も抜群です。

グラスビールでも傾けながら、今夜のおうちディナーをドイツのレストランに

変えてみませんか?