スウェーデンのジャガイモ団子を作ってみよう!
基礎知識
このスウェーデンのジャガイモ団子を、スウェーデン語で
Kroppkaka クロップカーカ、Kroppkakor クロップカーコルと言います。
クロップカーカは単数形の言い方、クロップカーコルは複数形の言い方です。
パスタのペペロンチーノとペペロンチーニの言い方の違いと同じで、物自体は一緒です。
このクロップカーカ、主にスウェーデン南部の郷土料理です。
フレンチやイタリアンのような洗練された料理ではありませんが、
素朴でもっちりとした美味しい家庭的なジャガイモ団子です。
北欧スウェーデンの温かい家庭をイメージして、作ってみてはいかがでしょうか?
レシピ
材量
生地
- ジャガイモ 500g
- 全卵 1個(小玉なら) *中玉・大玉なら一個分もいらないです。
- 小麦粉 70g
- 塩 小1/2
ジャガイモは、ホクホクした男爵系の方が良いと思います。
具
- ブロックベーコン 140g 適当な大きさのサイコロ状にカット
- 玉ねぎ(中) 1/2個(140g) 粗みじんにする
- オールスパイス 小1
仕上げ用
バター、生クリーム、リンゴンベリー(コケモモジャム) 全て適量
作り方
① ジャガイモを塩茹でする。茹で上がったら、皮をむき、潰して
マッシュポテトにする。
② ①を冷ましている間に、ベーコンをよく炒め、さらに玉ねぎも加えて炒め合わせる。
オールスパイスを加えて、味を調える。
③ ①に卵・小麦粉・塩を加えて、よく混ぜ合わせ、生地を作る。
④ 打ち粉をしたまな板の上に生地を乗せ、直径5cm位の棒状にする。
それを 3cm幅位に切る。
⑤ 生地を指で伸ばし広げ、②の具を山盛り大さじ1杯位乗せて包み、
丸めて団子状にする。
⑥ タップリのお湯を沸かし、塩を適量入れ、⑤を入れ10~15分位茹でる。
茹で上がったら、湯切りする。
⑦ お皿に乗せ、溶かしバター・生クリームをかけ、リンゴンベリーを添えて出来上がり。
もっちりして美味しいですよ。
上の画像のように、茹で上がったジャガイモ団子をそのまま盛り付けるパターンが
一般的ですが、フライパンにバターを溶かして、茹でたものを更に焼くパターンも
あります。
僕は焼いたパターンの方が、香ばしさが出て好きです♪
リンゴンベリージャムが良いアクセントになるので、とても重要です。
もしリンゴンベリージャムがなければ、違うけれども、手に入りやすいところで
ブルーベリージャムにレモン汁を加えて、酸味のある味にして添えて下さい。
ただの甘あまジャムは、NGです。
寒い地域の森林に生育するリンゴンベリー、それを保存のきくジャムにして料理に添えるのが、北欧・スウェーデン流です。