スペイン南部の代表的なサンドイッチをご紹介します!
基礎知識
ボカディージョとは、スペインのサンドイッチです。
バゲットを半分に切って、生ハムやチーズやスパニッシュオムレツなど
様々な具材を挟んだものです。
スペインでは、朝・昼・晩 一日中いつでも手軽に食べられる、まさに国民食なんです。
日本に例えるなら、おにぎりといったところでしょうか。
今回は、スペイン南部の名物ボカディージョをご紹介します。
正式名称はボカディージョ セラニート bocadillo serranito と言います。
スペイン南部アンダルシア地方の州都セビリアのメソン セラニートという
バルが始めたサンドイッチです。
作り方はとても簡単です。
レシピ
材料
- バゲット
- 生ハム
- 豚ローススライス *生姜焼き用がちょうど良いです
- ピーマン
- トマト
- オリーブオイル
- 塩・コショウ
全て適量です。
作り方
① ピーマンを焼く
ヘタと種を取り、オリーブオイルを敷いたフライパンで、ヘナヘナになるまで焼く。
別皿に取って、塩をかけておく。
② 豚肉を焼く
同じフライパンで、引き続き塩・コショウをした豚肉を焼く。
③ バゲットを半分にして、全ての具を挟んで出来上がり
バゲットを軽くトーストしてから挟んだ方が美味しいよ♪
ワンポイントアドバイス
ピーマンについて
画像を見てお気付きだと思いますが、いわゆるピーマンは使っていません。
本場スペインでは、細長い甘唐辛子というものを使います。
作る際は、それに近いと思われる万願寺唐辛子を使いました。
緑パプリカを使うのもアリだと思います。
普通のピーマンは青臭さや苦みが強めで、本場では使いません。
しかし植物学的には同分類で、一番手軽に手に入れられる普通のピーマンで
代用するのも日本ではアリだと思います。
ということでレシピでは敢えてピーマンと書きました。
具材を挟む順番
挟む順番は何でもアリです。
パン➡豚肉➡生ハム➡ピーマン➡トマト➡パン
パン➡トマト➡ピーマン➡豚肉➡生ハム➡パン
パン➡ピーマン➡豚肉➡トマト➡生ハム➡パン etc
好きな順番で挟めばいいんです!
EXヴァージンオリーブオイル
挟む時に、下のパンや一番上の具材にEXヴァージンオリーブオイルをサッとかけると
より風味が出て美味しいです。
ちなみにピーマンや豚肉を炒める時は、ピュアオリーブオイルで充分です。
生ハム
当然スペインでは、ハモンセラーノ(スペインの生ハム)を使います。
売っているスーパーも割とあります。
スペイン産のハモンセラーノを使った方がより本場の味に近づきますが、
普通の生ハムを使ってより手軽にボカディージョを楽しむのもアリだと思います。
またハモンセラーノは30分前には冷蔵庫から出して
脂の溶けやすい常温にしておきましょう。
ハモンセラーノ本来の風味が広がります。
マヨネーズ
具を挟む際、マヨネーズを塗るのも良いです。
特にアイオリというガーリック風味のマヨネーズがおススメです。
最後に
日本でサンドイッチというと食パンで具を挟んだイギリス式のサンドイッチを
イメージする方が割と多いと思います。
でもたまにはスペインのサンドイッチ ボカディージョを楽しむのも
良いのではないでしょうか。
本当に簡単に作れます。
今回のボカディージョ セラニートは、スペイン南部の名物です。
スペイン南部アンダルシアは、多くの日本人がイメージするスペインです。
フラメンコ・闘牛・情熱的・・・これらはスペイン南部のイメージです。
同じスペインでも北部はそうではありません。
今回のボカディージョ セラニートを食べながら、
ぜひ南スペインに行った気になってほしいです。
ケ リコ! なんて美味しいんだ!