東欧ルーマニアの代表的なスープの1つをご紹介します!
基礎知識
チョルバ デ ペリショアレ Ciorbă de perișoare とは
ルーマニア語で ミートボールのスープ という意味です。
チョルバがスープ、ペリショアレがミートボールです。
このチョルバ デ ペリショアレは、例えば味噌汁のように
ちょっとした付け合わせの汁物というよりも、
これ自体がメインになりうるスープです。
なので、これにパンでもあれば一つの食事が成立するでしょう。
ではレシピを見てみましょう。
レシピ
材料 4~5人前
スープ
- 玉ねぎ 中1/2個
- 人参 中1/2本
- セロリ 1/2本
- パプリカ 1/2個
- トマト缶 缶の中のトマト1つ(or生トマト小1個)
- パセリ(粗みじん) 10g
- 米 大2
- 水 1200cc
- ブイヨンの素 メーカー推奨の量
- レモン汁 大2
- 塩・コショウ 適量
* ズッキーニを加えることも出来ます。
* レモン汁の代わりに、ビネガーでもOKです。
ビネガーの場合は、そんなに入れなくて良いです。
いずれにしても味をみながら入れてください。
ミートボール
- 合挽肉 400g
- 全卵 1個
- 玉ねぎ(みじん切り) 適量
- パセリ(みじん切り) 適量(多め)
- 塩 小2
- コショウ 適量
*ちなみに今回は玉ねぎ40g、パセリ7gを入れました。
ノート
スープもミートボールも具の分量は、あくまでも1つの目安なので
適当に増減してください。
パセリはスープにもミートボールにもマストで、結構たくさん入れる感じです。
家庭料理なので適当でいいです!♪
下準備
野菜のカット
野菜をそれぞれ小さめのさいの目にカットする。
ミートボール作り
ボウルに材料を全て入れる。
よくこねて混ぜ合わせる。
直径3cm位に丸める。
作り方
① ナベに油を適量と、玉ねぎ・人参・セロリ・パプリカを入れ、
玉ねぎが透き通るまで炒める
② トマトを加え、炒め合わせる
* トマトの余計な酸味を飛ばし、甘みを引き出してあげます。
③ 水とブイヨン粉を入れて、沸騰させる
④ ミートボールと米を入れて、20分程煮る
アクが出て来るので、取り除く。
⑤ レモン汁を入れ、塩・コショウで味を調え、
パセリを加えて一煮たちさせて出来上がり
盛り付けて完成!
美味しそうでしょ!
ワンポイントアドバイス
作り方に関して
野菜を炒めて甘みを引き出してから煮た方がより良いと思うので
その作り方をご紹介しました。
しかし人や家庭によっては、ブイヨンにそのまま野菜を入れて煮る人もいます。
むしろそっちの方が多いかもしれないです。
その方が簡単は簡単ですし。
ブイヨンを沸騰させる➡野菜を入れて10分程煮る➡
ミートボールと米を入れて、後は同じです
どちらのやり方にするかは、お任せします。
サワークリームについて
ルーマニアでは、スマンタナというサワークリームを添えたりします。
スマンタナはスーパーのサワークリームそのものではありませんが、
似たようなものです。
なので日本では、お好みで市販のサワークリームを添えて
溶かしながら召し上がってください。
あるいは、最初からスープにスマンタナ(サワークリーム)を溶かし混ぜて
仕上げたものもあります。
これは、チョルバ デ ペリショアレ ク スマンタナ
Ciorbă de perișoare cu smântână と言います。
作り方は、ステップ⑤で別の容器に入れた適量のサワークリームと卵黄1個を
スープで溶かし伸ばし、それをスープに戻し入れ軽く一煮たちさせるだけです。
いずれにしてもサワークリームを混ぜることにより、サワークリームのコクが加わって
美味しさが更にアップするのでおススメです。
米について
今回はスープに米を入れて煮ましたが、
ミートボールの中に米を混ぜ込んで煮る人もいます。
また、人・家庭によっては好みの問題で、そもそも米を入れない人もいます。
米をスープに入れることによって食事感も出るし、
ルーマニアっぽさも感じられるので、個人的には入れることをおススメしたいです。
最後に
ルーマニアにはチョルバ(スープ)が色々ありますが、
このチョルバ デ ペリショアレ はお馴染みのスープの1つです。
色々な野菜・肉・米などが入ったバランスの良い食事スープだと思います。
ルーマニアのスープは酸味のあるものが多いですが、その酸味が食欲をそそります。
ぜひルーマニアに行った気になって召し上がってみてください。
グストス! Gustos! ルーマニア語で 美味しい!