週末のブランチに、フレンチトーストはいかがですか?
基礎知識
フレンチトーストって、フランス発祥の食べ物だと思ってましたか?
もちろんフランスでも食べられていますが、フランス発祥というわけではなく
いわゆるフランス料理ではありません。
なので今回その他世界枠でご紹介しました。
このフレンチトーストの起源をたどると、原点は古代ローマにさかのぼります。
それが中世のドイツやイタリアで発展し、それがフランスなど欧州各国にも広まり、
アメリカにも伝わり、アメリカ経由で日本に入ってきたということです。
もちろん古代ローマの時代から今のフレンチトーストがあったわけではなく、
広まる過程で進化し、現在のフレンチトーストとなっていったということです。
フレンチトーストという名前自体は、アメリカで誕生しました。
ドイツでは アルメ リッター(貧しい騎士という意)と言い、
フランスでは パン ペルデュ(失われたパンという意)と言います。
ドイツの呼び名は、柔らかいパンを食べられない貧しい騎士が、
卵ミルク液に浸して食べたからという理由です。
フランスのは、固くなってダメになったパンを卵ミルク液に浸して
復活させて食べたからという理由です。
いずれにせよ元々は固くなったパンを食べる為に工夫した食べ物だったようです。
こんな歴史的背景を持つフレンチトーストのレシピを見てみましょう。
レシピ
材料
- パン 厚切り食パン4枚
- 牛乳 120cc
- 全卵 2個
- 砂糖 大2
- 塩 少々
- シナモン 適量
- バニラエッセンス 適量
- バター 適量
あくまで1つの目安なので、お好みに応じて分量は変えてください。
eg 卵を強めたければ卵を増やすなり、牛乳を減らすなりする、
甘みの好みで砂糖を増減させる etc
バニラエッセンスやシナモンはあった方が風味があってより美味しいが、
無くてももちろん大丈夫です。
作り方 一般的な作り方
① バター以外の材料を全てボウルに入れて混ぜ合わせる
② パンを両面浸す
私は洗い物を増やしたくないので、ボウルのままパンを浸してます。
パンを液に浸す時間が長ければしっとりした食感になり、
短ければシトフワな感じになります。
パンの厚みにもよりますが、僕の場合は3~4秒位な感じです。
あとちなみにパンの耳が嫌いなら取っても良いですが、
むしろあった方が食感の違いが出て美味しいと思います。
③ バターを敷いたフライパンで②を両面焼く
強めの弱火位で美味しそうな焼き色が付くまで焼く。
盛り付けて出来上がり
作り方2
① 牛乳・砂糖・塩・シナモン・バニラエッセンスをボウルで混ぜ合わせる
もう一つのボウルで卵だけを混ぜ合わせる
② パンを牛乳液に浸し、次にそれを卵にくぐらせ、バターを敷いたフライパンで両面焼く
強めの弱火で美味しそうな焼き色が付くまで両面焼く。
盛り付けて完成
ワンポイントアドバイス
パンの種類
普通の白い食パン、全粒粉パン、フランスパン etc
パンの種類を変えるだけで味わいは変わります。
お好みのパンを使って、作ってみてください。
やったことないけど、イングリッシュマフィンも面白いかも。
トッピング
卵ミルク液に浸して焼いただけのもので、もちろん完成です。
小腹を満たすだけなら、それで充分です。
ただそれだけではさみしい感があるので、粉糖くらいはかけたいです。
さらに余裕があれば、メープルシロップやチョコレートソースをかけたり、
甘酸っぱさがアクセントになるベリー類などを散らすと
オシャレでリッチなフレンチトーストになりますよね。
卵ミルク液
卵ミルク液を作る際、卵黄だけと生クリームにすれば(多少牛乳でのばしてもよし)、よりリッチな味わいになります。
最後に
パンがパサついてきた時にフレンチトーストにして食べても良いし、
全然普通に食べられるパンを敢えてフレンチトーストにして
休日のブランチなんかとしてリッチに食べるのも良いと思います。
作るのも簡単だし、食材費もそんなにかからないので、
ぜひたまにはフレンチトーストを楽しんでください。