ご家庭でお馴染みのサバを、フランス料理にしてみませんか?
基礎知識
サバをマスタードソースで食べるこの料理、
フランス語で マクロー ア ラ ムタルド
マクローがサバ、ムタルドがマスタードのことです。
このマスタード ア ラ ムタルドには、大きく分けて二通りの作り方があります。
一つはサバとソースを別々に調理するパターン、
もう一つはサバとソースを一緒にして調理するパターンです。
今回は一つ目のパターンをご紹介します。
作り方は簡単です。
魚としては割とリーズナブルに手に入るサバを、フランス料理にしてみましょう!
レシピ
材料 2人前
- サバフィレ 2枚
- 生クリーム 180cc
- ディジョンマスタード 大1
- レモン汁 小2
- 白ワイン 180cc
- 玉ねぎみじん切り 20g(大2)
- バター 15g
- 塩・黒コショウ 適量
メモ
* ディジョンマスタードやレモン汁の分量は、お好みで調整してください。
* サバは、普通に真サバなりゴマサバのフィレを使えば良いです。
もし無かったら塩サバでも大丈夫です。
その場合はもちろん塩はしなくていいです。
作り方
ソース作り
① ナベに玉ねぎとバターを少し入れ、弱火で玉ねぎが透き通るまで炒める
* こうすることで玉ねぎの甘みを引き出す。
② ①に白ワインを加え、火を強め白ワインが無くなるまで詰める
* 白ワインが少なくなってきたら、火を弱めてこの位まで汁っ気を無くす。
焦がしているのではなく、白ワインの旨みを凝縮させています。
③ ②に残りのバター・生クリーム・レモン汁・ディジョンマスタードを加え
塩・コショウで味を調え、ちょうど良いとろみにする
これでソースの完成!
生クリームはとろみが付きやすいし、
乳脂肪分にもよるので、
もし重くなったら牛乳少々でのばせば良いです。
サバをソテーする
骨抜きしたサバフィレに塩・コショウで下味をつけ、
油を敷いたフライパンで皮目から両面焼く。
盛り付けて完成
ソースを下に敷くと、レストランっぽい感じがします。
また、レストランだとソースを漉して玉ねぎを取り除き、
画像のように純粋にソースだけにします。
もちろん家庭ならそこまでしなくてもいいです。
ちなみにサバの下に敷いてあるのは、ほうれん草のバターソテーです。
ワンポイントアドバイス
香草
作り方②の白ワインを詰める時に、タイムやローリエ等を一緒に入れても良いです。
粉末状のタイムなら、そのまま生クリームソースに混ぜても良いでしょう。
粒マスタード
粒マスタード入りのマクロー ア ラ ムタルドもよくあるパターンです。
粒マスタードのツブツブ感がお好きな方は、お好みで適量加えてください。
ただ、ディジョンマスタードはソースをマスタードの風味にする上で
大事な食材なので、入れるようにしてください。
粒マスタードは、あくまでもプラスアルファです。
こちらの上からソースをかけるパターンは、
家庭とかビストロとか、より庶民的な感じがしますね♪
付け合わせも庶民的なジャガイモにしました。
最後に
サバと言えば私達日本人は、塩焼き・みそ煮・しめ鯖等
和食のイメージが強いと思います。
でもフランス人もサバを食べます。
そしてご紹介したようにその食べ方も日本人とは全く違うものです。
同じ食材でも食べ方によって、その味わいは違うものになってきます。
マクロー ア ラ ムタルドは、間違いなく皆さんをフランスに
連れて行ってくれると思います。
もちろんライスとも相性は良いですが、フランス人のようにバゲットで
ソースをぬぐい取って食べるのもおススメしたいです。
ぜひマクロー ア ラ ムタルドでフランスに行った気分で
サバをを味わってください。
今夜のディナーは、マクロー ア ラ ムタルドと白ワインで決まり!