本場ドイツのジャーマンポテトです。
基礎知識
ジャーマンポテトって居酒屋のメニューにもありますし、皆さんご存じだと思います。
ビールのつまみにめっちゃ合いますよね~。
ただ本場ドイツでは、ジャーマンポテトとは言いません!
ドイツでは、ブラートカルトッフェルン ミット シュペック ウント ツヴィーベルン
Bratkartoffeln mit Spek und Zwiebeln と言います。
めっちゃ長っ!
意味は、”ベーコンと玉ねぎを一緒に炒めたジャガイモ”
こんな感じです。
それではレシピを見てみましょう。
レシピ
材料
一つの目安なので、分量は柔軟に考えてください。
- ジャガイモ 500g
(メークイン) - ブロックベーコン 80g
- 玉ねぎ 中1/2(100g)
- 油 適量
- 塩・コショウ 適量
* ジャガイモは、崩れにくいメークインにしてください。
* ベーコンは、拍子木切りでもサイコロ状でもお好みでOKです。
* 玉ねぎは、サイコロ状でもスライスでもお好みでOKです。
作り方
① ジャガイモを茹でる。
* ジャガイモを皮付きのまま鍋に入れ、水と塩少々を入れ中火にかける。
必ず水から茹でること。
* 沸騰する前に弱火にして、表面が少し揺れるかな位でじんわり茹でる。
* 串がスッと刺さる位になったら、取り出す。
* 自然に冷めたらラップをせずに、そのまま一晩冷蔵庫に入れておく。
② ジャガイモを冷蔵庫から出し常温に戻し、皮をむいて
8mm~1cm位の厚さに切る。
③ フライパンに油を敷き、カットしたベーコンを炒め、ベーコンの脂を出し
さらに玉ねぎも加えて、炒め合わせる。
炒め合わせたものは、別皿に取っておく。
④ 同じフライパンに油を適量加え、ジャガイモを重ならないように中火で炒める。
崩さないように両面に美味しそうな焼き色がついたら、
塩・コショウをして味をつけておく。
⑤ ④に③を加え、炒め合わせて出来上がり。
炒める際、ジャガイモは崩れないようにしてください。
その方が、本場のドイツっぽいです♪
ワンポイントアドバイス
茹でジャガイモについて
皮付きで水からじんわり茹でることによって、ジャガイモの自然な甘みが増します。
手早くレンジでジャガイモに火を入れることは出来ますが、上記の理由により
水から茹でた方が美味しいです。
ラップをせずに冷蔵庫に一晩寝かせることで、余分な水分が抜け、身が締まり
崩れにくい状態になります。
前日にジャガイモを茹でておけば、当日の調理が楽になりますし。
ジャガイモのカットについて
居酒屋とかでは、一口大の乱切りとかもよくありますが、ドイツではレシピにあるような
一定の厚みのある切り方をします。
厚みはお好みで良いのですが、薄くすると崩れやすくなり、ドイツっぽくなくなるので、
レシピ位の厚みが良いと思います。
油について
それぞれ炒める際の油は、サラダ油でもオリーブオイルでも何でも良いです。
ゴマ油はダメですよ(笑)
僕の場合は、コク出しの意味でラードを使っています。
また、仕上げの際にバターを適量加えて和えるのも、ちょっとリッチな感じに仕上がるので
良いと思います。
裏技
本来はベーコンの旨みとジャガイモ・玉ねぎの甘みで充分に美味しいのですが、
薄切りベーコンだったり、ベーコンの量が少ない場合は、裏技として
コンソメ(ブイヨン)の粉末なり顆粒なりを適量かけてあげると、美味しくなります。
ちょっと邪道ですけど、とても美味しいです。
最後に
いわゆるジャーマンポテトは、一品料理としてビールのおつまみにピッタリですし、
かつまたメイン料理の付け合わせにも合います。
特にドイツ料理では、メインの付け合わせとしてよく提供されます。
作り置きして冷蔵庫で数日もちますし、ぜひジャーマンポテトをおうちレシピに
加えてほしいと思います。