中欧

パプリカシュチルケ ~ハンガリー~

中欧ハンガリーのチキンとパプリカの煮込みをご紹介します!

ハンガリー・ブダペストの夜景

基礎知識

チキンとパプリカの煮込みは、ハンガリー語で

パプリカシュチルケ paprikás csirke と言います。

” カ ”の部分にアクセントがあるので、パプリカーシュのような発音になります。

ハンガリーを代表する伝統的な家庭料理の1つで、お店でも提供されます。

煮込み料理は、あれこれ材料があっても、

結局は煮込んじゃえば勝ちなので、意外と楽です。

カレーを作る感覚で、ぜひ作ってみてください。

レシピ

材料  3~4人前

  • 鶏もも肉     3枚 
  • 手羽元      4本
  • 玉ねぎ      中1個 *みじん切り
  • ニンニク     2かけ *みじん切り(おろしチューブでも良し)
  • パプリカ粉    大2
  • トマト      1個  *適当にカット
  • 生パプリカ    1個  *サイコロ状にカット
  • 水        400cc
  • サワークリーム  大4
  • 小麦粉      大2
  • 塩・コショウ   適量

*トマトは、生のものでもトマト缶でもトマトペーストでも良し

*サワークリームは、ヨーグルトでもOK

下準備

鶏肉

火を入れると縮むので、大きめにカットする。

野菜
玉ねぎ・ニンニク
黄パプリカ・トマト(僕の場合は種を取り除きました)

作り方

① ナベに油を適量しき、鶏肉の表面に焼き色をつけ、一旦皿に取り出しておく

  *焼く直前に軽く塩・コショウを振る

② 同じナベで玉ねぎとニンニクを炒める

玉ねぎが透き通るまで炒め、玉ねぎの甘みを引き出す

③ パプリカ粉・トマト・生パプリカを加え、炒め合わせる

④ 鶏肉と水を加え、適量の塩・コショウをして、フタをして煮込む

  *火を強め沸騰してきたら、火を弱めてフタをしたまま20分程煮込む

⑤ 塩・コショウで味を調える

  *もし味をみて旨みが足りなければ、ブイヨン粉を適量加える

のぶ

ある程度まとまった肉の量があれば、

ブイヨン粉を入れなくても天然の旨みが出るよ♪

今回のレシピでは、ブイヨン粉は全く入れていません。

⑥ 一旦火を止め、サワークリームと、小麦粉を煮汁で混ぜ合わせたものを加え

  全体によく混ぜ合わせてから、もう一度火をつけ一煮たちさせて

  とろみを付けて出来上がり

*サワークリームはそのまま入れてもきれいに混ぜ合わさります。

 しかし小麦粉はダマになってしまうので、別の器で小麦粉に煮汁を少しづつ加えて

 滑らかに伸ばしてから、ナベに戻し入れて混ぜ合わせてください。

完成!

ワンポイントアドバイス

鶏肉について

見ため的に本場っぽくする為に、今回はもも肉と手羽元を使いました。

でもモモ肉だけでも全く問題ありません。

ハンガリーではガチで作る場合、鶏いち羽丸ごと使うので、ムネ肉を加えても良いです。

ただしムネ肉のみで作る人は、ほとんどいないように思います。

生パプリカについて

ハンガリー人のレシピを見ていると、たいがい黄色いパプリカを使っています。

パプリカは、成熟具合によって黄色・オレンジ・赤と色が変化します。

また、色によって味や栄養素に違いが出てきます。

なのでお好みの色のパプリカを使うというのも良いと思います。

付け合わせについて

ハンガリーのパプリカシュチルケには、ガルシュカ(ノドケリとも言うようです)という

小麦粉を練ったショートパスタみたいのを付け合わせにするのが大定番です。

パプリカシュチルケのガルシュカ添え

なので一応レシピを紹介しておきますが、日本の家庭で食べる分には

白ご飯やパンなどが手軽に食べられて良いと思います。

ガルシュカのレシピ

材料

  • 小麦粉  200g
  • 全卵   1個
  • 水    150cc
  • 塩    小1/2
  • 油    大1/2

作り方

① 材料をボウルで混ぜ合わせる

② 塩を適量入れたお湯を沸騰させ、画像のように生地を適量こすりながら

  お湯に入れ茹でる

ちなみにこれは100均で買ったおろし器を裏返して使っています。

③ 数分しっかり茹でたら、ザルでお湯を切って出来上がり

出来れば大きなナベを使ってたっぷりのお湯で茹でてください。

いかがでしたか?

チキンの煮込みだけなら手間暇はそんなにかからないですよね。

ハンガリーの家庭料理パプリカシュチルケを、ぜひおうちで楽しんでください。

のぶ

フィノム! Finom! ハンガリー語で、美味しい!