アジア

フォーで、ベトナムに行った気になる

始めに

ベトナム料理と言って、何を思い浮かべますか?

フォーと答える方が多いのではないでしょうか。

米粉の平麺フォーには、チキンのフォー(フォー ガー)と

ビーフのフォー(フォー ボー)があります。

チキンのフォーを出す店とビーフのフォーを出す店が

分かれていることがほとんどです。

2種類のスープを作るのが大変だからのようです。

フォーは元々はベトナム北部の発祥ですが、ベトナム全土で食べられる

ベトナムの国民食になっています。

今回は、ベトナム北部ハノイのフォーをご紹介します。

おうちで本場感のあるフォーを楽しんでもらう為の

参考にしてもらえると嬉しいです。

ハノイのフォー

チキンのフォー(フォー ガー)

フォーは庶民の食べ物なので、こんな感じで路上店舗をよく見かけます。

日本の麺と違って、フォーはコシとかはありません。

どこのお店でも茹で置きしたフォーをオーダーが入ると

お湯で温め直して器に入れ、スープと具を入れます。

テーブルにはこういったものが常備されています。

注文して座っていると、店員さんがフォーを持って来てくれます。

ちなみに金額は、280円くらい(日本円換換算)でした。

これがチキンのフォー(フォー ガー)です。

のぶ

美味しそう!

化学調味料を使っていない、ちゃんと鶏でとったダシの味。

なのであっさりさっぱりしているのに、深みのあるスープで本当に美味しかったです。

具はフォー、青ネギ、パクチー、チキンスライス、

そしてちょっとだけ鶏レバーが入っていました。

麺の量が多かったです。

何もカスタマイズせずにそのままで本当に美味しいのですが、

ライムを絞って入れてみると、ライムのさわやかな酸味がプラスされ

また違った美味しさを楽しむことができます。

更にカスタマイズしてみます。

唐辛子を入れてみました。

辛いのは得意な方なのですが、油断していました。

唐辛子がメッチャ辛くて、汗が出てきました。

入れるなら少しの量で充分ですね。

チリソースも入れてみました。

唐辛子ほどの辛さではありませんでした。

唐辛子はピンポイントでの辛さ、チリソースはスープ全体に辛みをつける

そんな違いです。

のぶ

カスタマイズすることによって、好みに合わせてかなり違ったフォーを

楽しむことが出来ますね♪

もう一店舗ご紹介。

こちらもこんな感じの路上店です。

老若男女色んなお客さんが食べに来ます。

フォーはこんな感じです。

北部のフォーは、ネギがたっぷり入っているのが一般的だそうです。

もちろん刻んだパクチーも入っています。

ここも麺は多めで、鶏ダシスープが美味しかったです。

ビーフのフォー(フォー ボー)

こちらはビーフのフォー(フォー ボー)です。

空港の店舗のものです。

横にはライムや香草が付いてきます。

見えないですが、香草の下に唐辛子と生もやしがあります。

こちらは牛ダシのスープですが、あっさりとしており美味しかったです。

こんな調味料が、テーブルに置いてありました。

右は普通にチリソースです。

左はトゥオンデンという甘味噌で、スープに溶かしても良いし

肉に付けて食べても良いそうです。

訳語は味噌と言っていますが、別にいわゆる味噌味ではありません。

甘みのあるソースのような味?でした。

ちなみにビーフのフォーは、牛肉の火の入れ加減などによって

いくつか種類があるようです。

フォーの食べ方(マナー)

日本の麺類のように、音を立てて麺をすすることはしません。

お箸とスプーンですすらずに食べます。

また器に口を付けてスープを飲んだりするのも、マナー違反です。

スプーンを使って飲みます。

ちなみに路上店舗の場合、スプーンなどの食器は紙ナプキンで拭いてから食べます。

路上なのでホコリとかで汚れてしまうからのようです。

最後に

北部のフォーは、肉の他にたっぷりの青ネギと刻んだパクチーが

入って出てくるのが基本です。

そこに、テーブルに常備してあるライム(日本のものより小ぶりです)や

赤やオレンジ色の生唐辛子、チリソース、トゥオンデン(甘味噌)、

ヌックマム(魚醤)などによって、お好みで味変させて食べます。

店によっては、生もやしや香草も添えられてきます。

生もやしは日本でも簡単に出来ますし、日本では生もやしを食べることはしないので

ベトナム感がある食べ方で良いなぁと思っています。

香草はいくつか種類があるようですが、ミント系の香草も入れたりするようです。

日本で入れるならスペアミントあたりをちぎって入れるのも良いかもしれません。

おうちでフォーを食べる場合、肉はチキンならモモ肉でもムネ肉でも良いでしょう。

ビーフなら脂身の少ない赤身の牛肉スライスを加えると良いでしょう。

今回ご紹介した本場ベトナム(北部)のフォーを参考にして

ぜひおうちでフォーを楽しんでください!

のぶ

本場ベトナムスタイルのフォーで

ベトナムに行った気になろう!♪