おうちでアルコールを飲まれる方、必見!
超簡単、スペインの定番おつまみをご紹介します。
タコのガリシア風の基礎知識
正式名称は、Pulpo a la gallega (プルポ アラ ガリェーガ)です。
プルポが、スペイン語でタコの意味です。
スペイン北西部のガリシア地方は、大西洋に面しており魚介類が豊富です。
そのガリシア地方の名物料理が、このタコのガリシア風です。
バルの定番なので、スペインに行ったら必ず見かけると思いますよ。
レシピ
材料
- ボイルダコ(生食用や刺身用)
- ジャガイモ
- パプリカ粉
- チリパウダーorカイエンペッパー
- EXヴァージンオリーブオイル
- 岩塩
作り方
- イモを茹でる。
茹でている間に、タコを食べやすい大きさ・厚みにカットする。 - 茹であがったイモの皮をむき、5mm位の厚さにスライスして皿に広げ
軽く岩塩を振る。 - その上にタコを盛って、軽く岩塩を振る。
さらにパプリカ粉・チリパウダーを振って、仕上げにEXヴァージンオリーブオイルを
かけて出来上がり。
簡単♪
ワンポイントアドバイス
タコについて
スペインのレシピでは、生のタコを丸々一杯茹でます。
しかし日本では丸々一杯の生タコを売っていないので、小分けされたボイルダコを使うのが
簡単かつ現実的です。
今言ったように本場では茹でたタコをカットして提供するので、
本来は温かい料理となります。
しかし実際は食べている最中に冷めるわけだし、日本の状況もあり
ボイルダコを使えばよいと思います。
日本のレシピでは、ボイルダコを軽く茹で直すと言っている方もいらっしゃいます。
でもそうするとタコが固くなってしまうので、おススメしません。
もし足だけでも完全に生の状態で売られている場合は茹でれば良いですが、
実際ボイルダコを使うのがベターだと思います。
タコの種類ですが、スーパーで一番よく見かけるモーリタニア産のボイル真ダコが
良いでしょう。
北海タコとかも見かけますが、本場のタコに近いのはむしろモーリタニア産の
真ダコです。
また、タコをよく食べる日本だからこそ小分けしたボイルダコが普通にたくさん
売られているわけで、これを使わない手はないと思います。
ジャガイモについて
イモは好みで男爵イモを使っても良いのですが、メークイン等の煮崩れしないタイプの
イモがおススメです。
その理由は、
- スペインで使われているイモが、煮崩れしないタイプのイモだから
- 調理が圧倒的に楽だから
②についてですが、
メークインは煮崩れしない為、最初から皮をむき適当な厚さにスライスして
茹でることができます。
そうすることで調理時間を圧倒的に短縮できます。
先程のレシピでは一応一般的な感じで書きましたが、こちらのやり方の方がおススメです。
食べた感想です。
最初はイモは別にいらないんじゃない位にしか思っていませんでしたが、
食べてみてその必要性を感じました。
タコとイモって意外と相性がいいんです。
是非、食べてみてください。
ケ リコ!(スペイン語で なんておいしいんだ!)
パプリカ粉について
スーパーで売っているパプリカ粉は、ありがたいことにスペイン産です。
タコにパプリカ粉だけをかけても良いのですが、甘い(マイルドな)タイプなので
チリパウダーもかけた方がアクセントになっておススメです。
まぁ好みの問題なので、そこは自由で大丈夫です。
スペインでも同じですから。
タコのガリシア風のバリエーション
ピンチョスヴァージョン
ピンチョスとは、爪楊枝や串に刺さった一口サイズのスペイン風おつまみの事です。
作り方は、一口サイズに切ったイモとタコを重ねて、岩塩・パプリカ粉・チリパウダー・
EXヴァージンオリーブオイルをかけて、爪楊枝を刺して出来上がりです。
タパスヴァージョン
タパスとは、スペインの小皿料理のことです。
作り方は、バゲットを薄くスライスしてカリッとトーストにし、その上にタコを乗せ
あとは先程と同様です。
トーストしたバゲットを、クラッカーに代えても手軽でいいと思うよ。
タコのガリシア風、本当に簡単に作れて、とても美味しいです。
おうちでビールや白ワインでも飲みながら、つまんでみてはいかがですか?
スペインバル気分が味わえますよ♪
また、ちょっとしたおもてなしに出しても、とってもオシャレで喜ばれると思います。
是非、作ってみてください。