普段のおうちゴハンに取り入れられる、簡単で美味しいドイツ料理を
ご紹介します。
シュニッツェルの基礎知識
シュニッツェルは、ドイツのカツレツです。
ドイツといえば、ソーセージですよね。
そのソーセージの次に押さえておくべきドイツ料理が、シュニッツェルです。
トンカツを食べる日本人の口に、間違いなく合います。
シュニッツェルには、豚・鶏・仔牛・七面鳥などの種類があります。
どれもドイツでは珍しくも何ともないのですが、より一般的なのが豚肉のシュニッツェル、
シュヴァイネシュニッツェル(SchweineSchnitzel)です。
なので今回は、豚肉を使ってシュニッツェルの基本的な作り方をご紹介します。
レシピ
材料
- トンカツ用ロース肉(豚肩ロース肉でもOK)
- 卵 (大2個で3人前いけます)
追加で卵を割るほどでもない時には、牛乳でちょっと伸ばすという手もあります - 小麦粉
- パン粉(細かく砕いたもの)
- 塩
- コショウ
- レモン
- バター
- サラダ油
パン粉を細かく砕くのは重要だよ
作り方
- 豚肉にラップをかぶせて、叩いて薄く伸ばす。5㎜位の厚さが適当です。
- 肉に塩・こしょうをする。
日本のトンカツと違って基本的にはそのままで食べるので、強めに塩をふる。 - 小麦粉を全体にまぶし(余計な分は払い落とす)、溶き卵にくぐらせパン粉を
まんべんなく軽く押し付ける。 - フライパンに肉が半分浸かる位の量のサラダ油を中火で熱し、バターを溶かし入れる。
少しパン粉を入れてみてジュッとなったら、3を入れいい感じに色がついたら
ひっくり返す。両面色がついたら、取り上げて油を切る。 - シュニッツェルと付け合わせを皿に盛り、レモンを乗せて出来上がり。
上手に作るコツ
- 肉を薄く伸ばした後、筋を包丁で切っておくと肉が反り返らずに
きれいに仕上がります。 - 焼き揚げる際、フライパンを少し揺すりながらやると、表面がきれいに
色が付きます。 - 盛り付ける際に上になる方から先に良い感じで焼き色をつけましょう。
裏面はそんなにきれいな焼き色にこだわる必要はありません。
逆に裏面まで良い焼き色にこだわると肉に火が入りすぎてしまいます。
ワンポイントアドバイス
バターについて
パン粉を付けた肉は、大量のバターを溶かして焼き揚げる店もドイツなどにはあります。
しかし日本ではそれは難しいし、ドイツのレストランでもトンカツのようにフライヤーで
揚げる店はあります。
なのでフライパンにサラダ油を入れて、そこにバターを溶かし入れるのが良いと思います。
大さじ一杯程度でもいいし、もっとバターの風味をさせたければ2杯、3杯と増やせば良い
でしょう。
付け合わせについて
付け合わせは自分の好きなものを好きなように盛れば良いのですが、ドイツで一般的なのは
以下の通りです。
- ただ茹でただけのジャガイモ
- ソテーした茹でジャガイモ
- 玉ねぎ・ベーコンと一緒に炒めた、いわゆるジャーマンポテト
- フライドポテト
パン粉について
細かく砕いたパン粉がトンカツとの違いの一つとして重要です。
単純にそのまま衣を付けるというのが基本であり一般的ですが、そのパン粉に
粉チーズやナツメグなどを混ぜるというアレンジもあります。
ひと味違う風味のシュニッツェルを楽しんでみるのも良いと思います。
シュニッツェルは肉の種類の他に、クリーム系ソースをかけたものなど
色んなバリエーションがありますが、まずはこの基本のシュニッツェルを
押さえてほしいと思います。
日本のトンカツとの違いを、おうちで楽しんでみよう!