スペインのガーリックスープをご紹介します!
基礎知識
ソパ デ アホ Sopa de ajo は、スペインのガーリックスープです。
スペイン語で ソパがスープ、アホがニンニク、デが~のという意味です。
ソパ デ アホは、首都マドリード周辺のカスティーリャ地方の名物で、
ソパ カスティリャーナ(カスティーリャのスープの意)とも言われますが、
現在はスペインの定番スープとなっています。
レシピ
材料 3~4人前
- ニンニク 8片
- 硬くなったフランスパン 100g位
- パプリカ粉 小2
- 水 1L
- 粉末(固形)ブイヨン 1Lに見合う量
- 卵(人数に合わせて) 3~4個
- オリーブオイル 大4(60cc)
- 塩 味をみて
*ニンニクはスライス
*フランスパン(バゲットやバタール)は、硬くなったものを適当にカット
*ブイヨンは、チキンや野菜のコンソメで良いです。
*黒コショウは特に入れる必要はありません。
入れたければ入れてもよいです。
作り方
① ナベにオリーブオイルとニンニクを入れ、弱火にかけて
薄いきつね色になるまで弱火にかけ続け、ガーリックオイルを作る
② パンを加え、少しだけ火を強め炒め合わせる
③ パプリカ粉を混ぜ合わせる
④ 水とブイヨン粉を加えてフタをして強火にし、
沸騰し始めたら一混ぜして、とろ火でコトコト10分煮込む
⑤ 味をみて必要に応じて塩で味を調えてから、生卵を割り落とし
フタをして弱火で2分程火にかけて出来上がり
2分は目安です。
あくまでも卵の状態を見て、加減してください。
ブイヨン粉は普通300ccで1つって感じなので
3つ入れて、後は塩で調整で良いでしょう。
盛り付けて完成!
美味しそうでしょ?♪
ワンポイントアドバイス
ハモンセラーノ
生ハムを加えることも出来ます。
適当に細かく切って、パンを炒める前に加え、サッと炒めれば良いです。
ただスペインでもハモンセラーノを加えるのはオプションなので、
別に入れなくても何ら問題ありません。
特に、日本ではお高い食材ですから・・・
パンのカットについて
スープにすると、硬いフランスパンはまさにお麩のようになります。
なので小さいお麩がいいのか、大きいお麩がいいのかといった感じで、
自分好みの大きさ・形・厚みにすれば良いです。
スペインでも人や店によって様々です。
煮込むと崩れて小さくなりがちなので、
少なくともある程度大きめにカットした方が良いです。
卵について
仕上げに加える卵ですが、ご紹介したようにそのまま加え
ポーチドエッグのようにするのが一般的なパターンです。
ですが、雑炊のように溶き卵を加えるというやり方もあります。
お好みでやってみてください。
最後に
いかがでしたか?
めっちゃ簡単ですよね。
しかも残った古いパンの処理にもなるし、
食材的にも安価で作ることができるし、おススメなスープです!
一年中いつ食べても美味しいですが、特に寒い季節には持って来いのスープです。
心も身体も温まります。
また、作りたても美味しいですが、一度冷めたものを温め直しても美味しいです。
その場合は、必ず加熱し直す際に卵を入れてください。
食卓の全てをスペイン料理にしなくっても、
汁物の一品だけでもこのソパ デ アホにするだけで
いつもの何気ない食卓に彩りを添えることが出来るでしょう。
是非おうちでこのスペインを代表するスープを味わってください。
ファスィル イ デリスィオサ!
Fácil y deliciosa!
簡単で、とっても美味しい!