フランス

ジャガイモのグラタン

フランス人なら誰でも知ってるジャガイモのグラタンをご紹介します!

基礎知識

今回ご紹介するジャガイモのグラタンは、フランス語で

グラタン ドフィノワーズ Gratin dauphinois と言います。

フランス南東部ドーフィネ地方発祥で、

200年以上前からある伝統的なフランス料理です。

家庭でも、ビストロやレストランなどでも親しまれています。

ジャガイモの美味しさを堪能できる料理です。

作り方は簡単ですので、ぜひ作って食べてみてください。

レシピ

材料

  • ジャガイモ   400g
  • 牛乳      200cc
  • 生クリーム   50cc
  • バター     20g
  • ニンニク    1かけ分 *みじん切り
  • ナツメグ    適量
  • 塩・コショウ  適量

*ナツメグは無くても問題はないですが、ジャガイモとの相性がとても良いので

 入れた方がワンランク上の仕上がりになると思います。

*上記の分量は一つの目安なので、お好みで調整してください。

 生クリームやバターは増やせば、より濃厚な味わいになります。

生クリームを増やす場合は、牛乳を少し減らしてください。

のぶ

イモ:牛乳:生クリームは、10:5:1位のノリでやると

分かりやすいと思います♪

作り方

① 皮をむいたジャガイモを3~4mm位の厚さにスライスする

包丁でもスライサーでも、やりやすい方でスライスしてください。

② 鍋にジャガイモ・ニンニク・バター・牛乳・生クリームを入れて中火にかける

のぶ

最初は液体が少ないように見えるけど、

火にかけてると下のようになります。

③ 塩・コショウ・ナツメグを味をみて入れ、時々混ぜながら火を入れる

中火だと強いので、状態を見て火加減を少し落としてください。
のぶ

薄いから、割と早くイモに火が入ります。

あとフタはしなくていいからね♪

ジャガイモが程よい状態になり、火を止めるとこういう感じになります。

④ バター(他の油でも良い)を塗ったグラタン皿に③を入れて

  オーブンで焼きあげて出来上がり

ワンポイントアドバイス

ジャガイモについて

ジャガイモの種類は、お好みの品種を使ってください。

皮を洗ってピーラーでむいた後は、絶対に水にさらさないでください。

ジャガイモのデンプンが溶け出してしまい、

煮た時の良い感じのとろみが無くなってしまいます。

グラタンを焼く際に

グラタンはオーブンで焼くのが一般的ですが、

トースターでも焼き上げることはできます。

ただしオーブンはじっくり焼き上げるので、

ジャガイモの煮加減は気持ち固めぐらいが良いです。

トースターは表面を焼くだけなので、

ジャガイモは食べやすい柔らかさに煮た方が良いです。

また、作り置きするなどして冷めた状態なら、

レンチンしてからトースターで焼いてください。

チーズについて

伝統的なグラタン ドフィノワーズには、チーズは使いません。

なのでチーズ無しでレシピ紹介しました。

しかしフランスでもチーズを乗せたり、混ぜたりして焼き上げる人は普通にいます。

フランスの場合は、グリュイエールチーズを使います。

日本の場合は、スーパーで手頃な値段で手に入るピザ用シュレッドチーズや

とろけるスライスチーズや粉チーズを使うと良いでしょう。

ピザ用シュレッドチーズを乗せて焼き上げました。
のぶ

チーズを使う使わないは、お好みでね♪

最後に

グラタン ドフィノワーズ、とてもシンプルだけど

ジャガイモの美味しさを堪能できる立派なフレンチです。

フランス人にとっては家庭でもお店でもとても馴染みのある料理です。

お店ならたいていメイン料理の付け合わせとして提供されます。

パリのブラッスリーにて、鴨のコンフィとグラタン ドフィノワーズ

家庭なら付け合わせの他に一品料理としても食べられています。

日本でなら人気のあるハンバーグの付け合わせには持って来いなように思います。

一品料理であれ、付け合わせであれ、

ジャガイモってこんなに美味しいんだって思えるグラタン ドフィノワーズを

ぜひおうちレシピに加えてほしいです。

のぶ

サリュー! Salut! フランス語で じゃあね!