アメリカの代表的なイタリアン、チキンピカタをご紹介します!
基礎知識
ピカタ Piccata とは、そもそもは仔牛肉で作られる
伝統的なイタリア料理です。
しかしアメリカでは、鶏むね肉で作られ
とても人気のある料理となっています。
もともとはイタリア料理だけれども、アメリカで発展し
ポピュラーになったのが、チキンピカタって感じです。
イタリアのピカタの定番は仔牛肉、アメリカのピカタの定番は鶏むね肉です。
ということで今回のチキンピカタは、アメリカ枠でご紹介させて頂きます。
あと、日本でもイタリア料理としてピカタが知られています。
日本のピカタは、チキンやポークを粉チーズを混ぜた溶き卵に
くぐらせて焼きますが、イタリアでは通常卵にはくぐらせません。
ただミラノ風ピカタの場合には、パルメザンチーズ入り卵に
やっぱり仔牛肉をくぐらせるレシピがあるくらいです。
もちろん、アメリカのピカタも卵にくぐらせません。
なので日本のピカタはミラノ風ピカタの影響を受けているものと思われます。
そんな日本のピカタは、イタリアのピカタともアメリカのピカタとも異なります。
ネットでチキンピカタやポークピカタのレシピが
イタリア料理として紹介されています。
でも、あれはあくまでも本場イタリアにはない、
日本風にアレンジされた料理です。
ちなみに日本ではピカタという言い方で認知されているので
全てピカタと表記しました。
でも本当の発音は、ピッカータという感じです。
レシピ
材料 二人分
- 鶏むね肉 大きめ1枚
- 薄力粉 適量
- 塩・コショウ 適量
- バター 焼き用・ソース用各10g
- オリーブオイル 適量 *他の油で代用可
- レモン汁 大1/2
- チキンブイヨン 150cc
- 白ワイン 50cc *なくてもいけます
- ケッパー 大1
- イタリアンパセリ 適量 *粗くみじんにする、普通のパセリで代用可
*分量は全て大体でOKです。好みに応じて変えてください。
作り方
① 鶏むね肉に塩・コショウして、薄力粉をまぶす
鶏むね肉は分厚いので、包丁で開いたり、たたいたりして薄くします。
それに塩・コショウをして、薄力粉をまぶします。
② ①をフライパンで両面焼く
オリーブオイルとバターを敷いたフライパンで①の肉を両面焼いて、
一旦別皿に取っておく。
③ 同じフライパンで、ソースを作る
肉を焼いた後のフライパンに、白ワイン・チキンブイヨン・レモン汁・ケッパーを入れて
2/3位までつめる。
もし白ワインを入れてない場合は、そんなにつめなくてよい。
そこにバターを入れて溶かし混ぜて、塩・コショウで味を調える。
④ ③に鶏むね肉を戻し入れ、馴染ませる
肉を入れて、両面をひっくり返したりしながら、
軽く煮込むような感じで馴染ませる。
途中でレモンスライスを入れると、出来上がりの見栄えがより良くなる。
無ければ無いで問題なし。
⑤ 皿に盛り付け、ソースも全てかけて、イタリアンパセリを振りかけて出来上がり
ワンポイントアドバイス
*③の段階で、先にみじん切りにしたニンニクを炒めて香りを出してから
ブイヨン等を入れるのもアリです。
*ブイヨンは先に作っておいても良いし、③の時に水を入れ
味をみながら粉末ブイヨンを溶かし入れても良いです。
その方が楽は楽ですね。
*スパゲッティと一緒に盛り付けるのも、よくあるパターンです。
スパゲッティをソースに絡めながら食べると、とっても美味しいよ♪
最後に
アメリカのイタリアン、チキンピカタのレシピをご紹介しましたが、いかがでしたか?
とても簡単に作れますよね。
しかも鶏むね肉を使う料理なので、食材費も安あがりです。
ランチでもディナーでも、どっちでもいけます。
ソースにスパゲッティを絡めながらも良し、パンを浸しながらも良し、
日本人ならライスと一緒でも美味しく頂けます。
お好みのスタイルで、チキンピカタをおうちで楽しんでください!
ニューヨーカー気分でチキンピカタを楽しんじゃおう♪
It’s so good! とっても美味しい!