中欧

カプシニャック ~ポーランド~

ザワークラウトを使ったポーランドの酸味のあるスープはいかがですか?

基礎知識

ポーランド料理ってどんな?と思われる方も多いかと思いますが、

寒い国だけあってスープ料理が多いのが一つの特徴です。

今回ご紹介するカプシニャック Kapuśniak もその一つで、

酸味のある野菜たっぷり具沢山スープです。

家庭や食堂で食べられるような素朴なスープですが、

ザワークラウトの酸味が食欲をそそり、栄養価も高くとても美味しいです。

作り方もシンプルですので、ぜひ作ってみてください。

レシピ

材料  5~6人前

  • ザワークラウト  300g  *軽く絞る
  • ベーコン     150g
  • 玉ねぎ      中1個
  • 人参       小1本
  • ジャガイモ    300~400g
  • 水        1500ml
  • ブイヨン粉    適量
  • オールスパイス  5粒
  • マジョラム    小1
  • ベイリーブス   1~2枚
  • 塩・コショウ   適量

食材の準備

ベーコン
ブロックベーコンを適当にカット
玉ねぎ
粗みじんにする
人参
画像のようにおろすのがメジャーなパターンですが、
半月切りなどでも良いです。
ジャガイモ
適当な大きさの角切りにする。
乱切りは欧米っぽくないのでお勧めしません。

作り方

① ナベに適量の油を入れ、ベーコンをしっかり炒め、

  玉ねぎを加えて透き通るまで炒める

② 水・ザワークラウト・人参・ベイリーブス・オールスパイス・マジョラムを加え、

  強火にして沸騰したらフタをして弱火にして、20~30分程コトコト煮る

③ ジャガイモを加え、ジャガイモが柔らかくなるまで更に煮る

  *大きさによるので一概には言えませんが、15分とかそんな感じです。

④ 味をみながら、ブイヨン粉・塩・コショウで味を調えて出来上がり

盛り付けて完成!

のぶ

パンと一緒に召し上がれ♪

ワンポイントアドバイス

ソーセージ

ポーランド・ワルシャワのスーパーのソーセージ売り場

画像のように日本のソーセージとは違いますが、

その辺のスーパーのソーセージを加えても美味しく出来ます。

適当な厚みにコロコロとカットして、ジャガイモと一緒のタイミングで入れて

煮ると良いです。

スペアリブ

豚スペアリブを入れたパターンもあります。

作り方としてはスペアリブ300g位であれば、

最初に1.8ℓ位の水にサッと水洗いしたスペアリブと

ベイリーブス・玉ねぎや人参のクズを入れ、強火にかけて沸騰したらアクを取り除き

フタをして弱火でコトコト1時間位煮込ます。

その他の作り方は基本的に先程のレシピと同じで、

作り方②の水の代わりにスペアリブごと茹で汁を入れるだけです。

その際、玉ねぎ・人参のクズだけは取り除いて下さい。

豚スペアリブ入りカプシニャック

スペアリブを煮込むことにより旨みが出るので、

ブイヨン粉はそんなに入れなくても美味しく仕上がります。

のぶ

自然で健康的な美味しさを楽しめるよ♪

その他

クミンを小1/2やニンニクのみじん切り1~2かけ分入れて煮込むのもアリです。

マジョラムは入れなくても作れますが、ポーランド料理ではよく使うので

乾燥マジョラムを入れた方がベターだと思います。

最後に

いかがでしたか?

要は材料をカットして煮込むということなので、特別大変ではないと思います。

ポーランドを含め欧米のスープは、” 飲む ”ではなく、” 食べる ”という表現を使います。

今回のカプシニャックも例に漏れず、具だくさんでまさに食べるスープです。

なので味噌汁のように添え物のスープではなく、メイン料理であり

パンとカプシニャックで立派な食事が成立します

ザワークラウトの酸味が食欲をそそってくれますし、

またその酸味が中央のポーランドらしい味でもあります。

スープといっても結局は煮込み料理なので、

まとめて作って冷蔵庫に入れておけば

カレーと同じように更に美味しくなります。

ぜひポーランドのカプシニャックをおうちレシピに加えてください。

のぶ

チェシチ! Cześć ポーランド語で またね!