間違いなく日本人の口に合うドイツのチキンカツをご紹介します!
基礎知識
ドイツのチキンカツのことを、シュニッツェル Schnitzel と言います。
家庭でもレストランでも食べられるドイツを代表する料理です。
シュニッツェルには、鶏・豚・牛・七面鳥等の種類があります。
今回は、チキンのシュニッツェルをご紹介します。
ドイツ語では、ヒューナーシュニッツェル Hühner Schnitzel と言います。
肉としてはヘルシーな鶏胸肉を使いますので、
比較的罪悪感も感じなくてすみますしお財布にも優しいので、
ぜひ作ってみてください。
レシピ
材料
- 鶏胸肉 1枚
- 全卵 1個
- 小麦粉 必要量
- パン粉 必要量 *細かく砕くこと
- 塩・コショウ 適量
- バター 適量
- サラダ油 必要量
作り方
① 鶏胸肉を包丁で真横に半分に切れ目を入れて開く
ラップをかぶせて叩いて5~10mm位の感じで伸ばす
すごく大きな胸肉なら、真横から2等分にしてから伸ばせば良いでしょう。
② 塩・コショウする
* 日本のチキンカツと違って、基本的にそのまま食べるので強めに振る。
もしくは普通に下味程度にして、完成したカツの上から粗い岩塩等を
適当に振っても良い。
③ 小麦粉を全体にまぶして(余分な分は払い落とす)、溶き卵にくぐらせ、
まんべんなくパン粉を軽く押し付ける
* 小麦粉・卵・適量の水を混ぜて ” ドロ ” を作って、
塩・コショウした肉に絡めて、余計なドロを滴り落としてから
パン粉を付けるというやり方もあります。
④ フライパンに肉が半分浸かる位の量の油を中火で熱し、バターを溶かし入れる
少しパン粉を入れてみて、ジュッとなったら③を入れる
⑤ いい感じに色が付いたら、ひっくり返しもう片面にも火を入れる
もう片面も火が入ったら、取り上げて油を切って出来上がり
盛り付けて完成!
ワンポイントアドバイス
焼き揚げ方について
焼き揚げる際にフライパンを少し揺すりながらやると、
表面に変な焼き色むらがつかずに綺麗に仕上がります。
また、盛り付ける際に上になる方から先に良い感じで焼き色を付けてください。
裏面は綺麗な焼き色にこだわる必要はありません。
逆に裏面まで良い焼き色にこだわると、肉に火が入りすぎてしまいます。
パン粉について
細かく砕いたパン粉が、日本のカツとの違いの一つとして重要です。
単純にそのまま衣を付けるというのが基本であり一般的ですが、そのパン粉に
粉チーズを混ぜるというアレンジもあります。
ひと味違う風味のシュニッツェルを楽しんでみるのも良いと思います。
バターについて
パン粉を付けた肉は、大量のバターを溶かして焼き揚げる店もドイツなどにはあります。
しかし日本ではそれは難しいし、ドイツのレストランでもトンカツのようにフライヤーで
揚げる店はあります。
なのでフライパンにサラダ油を入れて、そこにバターを溶かし入れるのが良いと思います。
大さじ一杯程度でもいいし、もっとバターの風味をさせたければ2杯、3杯と増やせば良い
でしょう。
もちろんバターが無いなら無いでも問題はないです。
付け合わせについて
付け合わせは自分の好きなものを好きなように盛れば良いですが、
ドイツで一般的なのは以下の通りです。
- ただ茹でただけのジャガイモ
- ソテーした茹でジャガイモ
- 玉ねぎ・ベーコンと一緒に炒めた、いわゆるジャーマンポテト
- フライドポテト
付け合わせをジャガイモにするだけで、ドイツ料理感がアップしますネ!♪
最後に
ドイツに行ったらソーセージの次に食べるであろう、
いや、食べなければいけないシュニッツェル。
今回ご紹介したチキンのシュニッツェルも
ドイツの家庭でもお店でもよく食べられています。
家庭でカツを揚げるのは、たくさんの油の処理もあり結構面倒くさいです。
でもシュニッツェルならフライパン1つで割と簡単に作れるのでおススメです。
子供も喜びますし、鶏胸肉ということで女性にも罪悪感は少なくてすみますし、
ビールとの相性もバッチリなのでお父さんも大満足できます。
ぜひヒューナーシュニッツェル(ドイツ風チキンカツ)で
ドイツの食卓を楽しんでください。
レッカー! Lecker! 美味しい!