南ドイツ風肉じゃがをご紹介します!
基礎知識
まずアイントプフとは、様々な具材を 一つの鍋で煮込んだ
ドイツの家庭的なスープ料理のことです。
なので家庭や食堂で食べる料理であって、高級なレストランで
食べるようなものではありません。
スープと言うと、日本人はコンソメスープのようなものをイメージしがちだと思います。
でもドイツのアイントプフは飲むのではなく、食べる具だくさん汁物料理なんです。
今回ご紹介するピヘルシュタイナー アイントプフ Pichelsteiner eintopf は、
ミュンヘンで有名な南ドイツ・バイエルン地方の名物アイントプフです。
19世紀に誕生した伝統的な料理であり、まさに南ドイツ風の肉じゃがです。
心も体も温まるアイントプフを、ご家庭で味わってみてはいかがですか?
レシピ
材料
- 牛肉 250g
- 豚肉 250g
- 玉ねぎ 大1個
- 人参 200g
- メークイン 600g
- キャベツ 1/4個
- ブイヨン 900~1000ml
- キャラウェイ 適量
- パプリカ粉 適量
- 塩・コショウ 適量
- パセリ 適量
* キャラウェイはドイツではメジャーなスパイスで、
日本の肉じゃがとは違う風味を出してくれます。
作り方
① 材料をカットする
② 肉を炒める
油を敷いた鍋で、軽く塩・コショウした肉を中火で炒める。
③ 玉ねぎを炒め合わせる
②に玉ねぎを加え、透き通るまで炒め合わせる。
④人参・キャベツ・メークインを乗せる
一旦火を止め、まず人参を乗せて軽く塩・コショウと
キャラウェイとパプリカ粉を適当に振りかける。
その上にキャベツを乗せ、同様に振りかける。
最後にメークインを乗せ、また同様に振りかける。
⑤ ブイヨンを注ぎ入れ、煮込む
ブイヨンを注ぎ入れたら再び火を付け、蓋をして小一時間煮込む。
途中スープの味をみて、もし薄いようなら塩をして塩味を調整してください。。
あとキャラウェイなども必要に応じて追加で振り入れてください。
煮込んでいる間は、具材をかき混ぜないでね。
皿に盛り付け、パセリのみじん切りを振って出来上がり。
ワンポイントアドバイス
* ブイヨンは、お好みのものを使ってください。
味加減は、メーカー推奨の分量で大丈夫です。
* 野菜は好きなようにカットすれば良いです。
ただ、肉じゃがでもカレーでもシチューでも
日本では乱切りにすることが多いです。
でも切り方を変えるだけで、日本じゃないっぽさを感じたり出来ます。
実際、ヨーロッパの煮込み料理ってあまり乱切りにしてないように思います。
なので普段と違う切り方をするのも、良いのではないでしょうか?
最後に
煮込み料理って純粋に1~2人前だけ作っても美味しくありませんよね。
アイントプフも同じで、少しまとめて作った方が
素材から旨みがタップリ出て、美味しく仕上がります。
今回のレシピでは7人前位取れると思います。
残ったアイントプフは冷蔵庫で保存しましょう。
ドイツ人はパンと一緒に食べますが、ご飯ともとても相性が良いです。
なので日本の肉じゃがに飽きたら、
南ドイツ風肉じゃが ピヘルシュタイナーアイントプフを
ぜひ作ってみて下さい。
ゼァ グートゥ!Sehr gut!とても美味しい!